国内線ビジネスクラス、過去5年で最低価格に
” オーストラリアの国内航空線で、7月のビジネスクラスの平均料金が過去5年間で最低水準となったことが、連邦政府のインフラ・運輸・地域経済局(BITRE)の調べで分かった。
前年同月から、10.3%下落となっている。航空会社は、需要縮小により値下げを迫られているようだ。オーストラリアンが伝えた。
ブリスベン―メルボルン路線のビジネスクラス料金は、航空大手カンタスの長期平均が1,600豪ドル(約12万1,221円)だが、現在は1,139豪ドルに下がっている。
また、競合の格安航空ヴァージン・オーストラリア(豪ヴァージン)は、同路線の長期平均1,199豪ドルに対し、7月時点で799豪ドルに値下げしている。
企業の出張旅行は、5月に実施された連邦総選挙に向けて減少していた。
ただ、航空コンサルタントのハンスフォード氏は、これまでビジネスクラスに慣れた顧客が、エコノミークラスで我慢できるとは思えないとし、ビジネスクラスの需要は回復すると予想している。”(出典:NNA ASIA)
消費者(利用者)からは一見歓迎すべく状況も、主に商用利用が想定されたビジネスクラスの右肩下がりな状況は、散見される経済退潮を示唆する材料の一つになってしまいますね、、。