前回の続きで、昨春セミナーズフェスタに登壇したアンソニー・ロビンズからのおさらい、5回目。
前回 >>『アンソニー・ロビンズ 初来日セミナー 人生は一瞬で変えられる!』で、セミナーズフェスタのおさらい:その四 <<
知る→ 伝える→ 一貫性を持たせる→ 楽しんで生きる
まずは「ユニークなアイデンティティをつくるステップ」から。
” 1つ目は、「アイデンティティの真の力を知る」こと。 ・・中略・・ アイデンティティ、ブランドはとても力を持っているんだ。
2つ目は、「あなたの強みを見つけて、他人に伝える」こと。アイデンティティの強みが理解できたら、自らのそれを見つけ出し、他人に伝えなければならない。 ・・中略・・
3つ目は、「一貫性を持ったコミュニケーションの練習」だ。まだ、自分の「商品」を買っていない人に、「私の商品はファンキーだ」「エキサイティングでもある」というように伝えてみるんだ。
なぜ私は他の人からではなく、その人から買うのか?それを伝え続ければ、ブランドとして強化されるんだ。 ・・中略・・
4つ目は「そのアイデンティティを生きる」こと。自分のアイデンティティを大いに楽しんで生きることだ。
つまり、有言実行するんだ。私(アンソニー・ロビンズ)は「約束した以上のものを提供する」のが自分のアイデンティティでありブランドだと思っているから、それを大いに楽しんで生きている。
そして最後の5つ目は、「市場に伝える」ことだ。そのアイデンティティをブランドとして売り込んでいかなければならない。
そして、市場があなたのブランドを求めるようにすればいいんだ。
アイデンティティを売り込むと聞いて、落ち込んだ人はいるだろうか?「私にそんなお金は出せない」、そう思った人もきっといるだろう。
しかし、お金がなくても自分を売り込むチャンスなんて広がっている。
・・中略(事例)・・ 賢い人は、注目が集まる場を広告として選ぶ。オークリーのサングラスの例も話そう。
チリの鉱山事故の話は、誰もが知っているだろう。崩落によって33人の作業員が閉じ込められた話だ。
彼らが外に出た時に、「O」というオークリーのロゴが入ったサングラスをかけていた。あれはオークリーが無償で提供を名乗り出たものだ。
世界中で10億人の人がこの映像を見ただろう。アメリカのCNBCテレビは、4,100万ドルの宣伝効果があったと試算した。 ・・中略(事例)・・
私が何を言いたいかというと、お金を使わずともブランドは構築できるということだ。
「いや、そんなの自分には無理だ」「自分は結局、このままなんだ」そう思った人もいるだろう。
では聞こう。その定義はいつしたんだ!? それは自分を制約する思考だ。「自分には無理だ」というアイデンティティしかあなたの中にはないのか?
もっと広げるんだ。自分にはもっと別の側面もあることを認めれば、世界は広がる。そして成功する!” (p41-43)
「私は ◯ ◯ という人間です」に始まる・・
以下は、取材記者のまとめで
” アンソニーは、状態が違えば決断も違ったものになると指摘し、人生は数々の決断から成るものであり、
よりよい決断をするには、決断に関して影響力があるものが何なのかを知らなければならないと言った。
そして、もっとも影響力を持っているのは、「自分は◯◯という人間だ」というストーリー(アイデンティティ)だと言う。
そして人生で成功を手に入れるためには、自分のブランドに一貫性を持たせると同時に、拡張していかなければならないのだ。” (p43)
写経をするかの如く、自分自身を定義して、それを広め、アンソニー・ロビンズが定義する「成功」に至るプロセスについて
文字を書き連ねていきましたが、ここまで明瞭に説明されると、素直に信じて実践出来るか否かの次元ですね。
文中、「自分を制約する思考」についての話題が出てきましたが、数多の人の人生を変えてきたアンソニー・ロビンズが断言する「成功」へのステップ、
まずは自分自身を「⚪︎⚪︎という人間だ」と定義するところからです。
次回(後日)は「決断」をする上で最も重要で難しい「踏み出す」事など。