増田宗昭社長が、CCCで体現したビジョン、価値観:『増田のブログ CCCの社長が、社員だけに語った言葉』読了

週中に中間記⬇︎をアップロードしていた

<< 2020年2月25日投稿:画像は記事にリンク >> 増田宗昭社長が、CCCで体現したビジョン、価値観:『増田のブログ CCCの社長が、社員だけに語った言葉』中間記

CCC カルチャー・コンビニエンス・クラブ 増田宗昭 代表取締役社長が、CCCグループの社員に向けに書いていたブログが書籍化された『増田のブログ CCC社長が、社員だけに語った言葉』の

 第4章 価値観

 第5章 心象風景

を読み、読了。

信頼、NOに始まるコミュニケーション・・

今回も、読み進めたところで刺さってきたところを抜粋すると

第4章 価値観 では

” 人から信頼されるということは、人生において、すごく重要だと思う一方、

信頼されようと努力する心のどこかに、信頼されて達成するゴールがエゴなら、信頼されることも意味がないのでは?とも思う。

そんな安っぽいエゴの延長線上にある信頼なんかに価値はあるのだろうか。

もっと真摯に、人が生きる過程で、人から見てその姿勢が素晴らしいとファンができ、その人の言うことなら聞いてみよう、

あるいは、約束を果そう、と思うような、神々しい生き方の延長線上に、信頼というものは存在してほしい。”(No. 323/p320)

に、

” 相手にNOをいうときが本音の時。

ここからコミュニケーションが始まる、と増田は思っている。

なぜNOなのか、相手にとって、価値ある提案を新しく考えられないか、

価値ある提案を考えられて その提案内容が相手に伝われば、答えはイエスしかない、と思うから。

だから必死で、相手のためになる企画を考える。

つまり、NOと言われて諦めるのではなく、相手のためになることを考える。

・・中略・・

相手の言うことを聞かず、相手のためになることをなすだけ”(No. 331/p328)

第5章 心象風景 では

” 未来を切り拓こう!という意思があれば、そこに計画やストーリーが生まれ、世の中を変えていったり、お客さんに喜んでもらえたり、取引先がファンになってくれたり、毎日毎日が、ポジティブな要素の積み上げになって悲観的になる理由は見当たらない。”(No. 412-413/p-409410)

” ある人から、20数年前に声をかけられて、入った会がある。名前は「無名の会」。

増田は、仕事の関係ではなく、いくつかの会に入っているが、この会もその中のひとつ。

・・中略・・

この会がスタートした時、もちろん増田は若かったし、世の中の人は、CCCのことを知らなかった。

つまり「無名」。

他にも、楽天の三木谷社長や、フューチャーアーキテクトの金丸社長、元ローソンの新浪社長(現サントリー社長)、エイチ・アイ・エスの澤田社長、元ギャガの藤村社長(現フィロソフィア社長)など、今日無名ではなく、有名になった人がほとんど。

そういう意味では、将来有名になる、無名の若手の人の集まりだった、ということになるけれど、始まった時は、こんな風になるとは思っていなかった。

つまり、有名になって人が集まったのではなく、何かしら共通の価値観や基準で集まった、無名の人の集まり。

久しぶりに会っても、すぐに当時の気分に戻れる不思議な会。

それぞれの立場を考えると、なかなか会えない人ばかりなのに、みんな互いに、遠慮なく話せる。

昔無名で、今日成功をした人の顔を見ていると、やはり当時から、何か違ったものを持っている人ばかりだった、と今更、気づく。

まず、胡散臭くなかったし、みんな正直だったし、みんな自分の言葉で話をしていた。

自分の考えや、自分の優しや、自分の想いを持っていたと思う。

今ほど、お金や、知名度や、組織などは持っていなかったけれど、「自分」、という物差しを持っていた。

その物差しで事業を大きくし、資金力を蓄え、利益を上げ、組織をつくり、結果、名声も得ている。

そう考えると、誰にでもチャンスはあるし、すべては自分次第、ということになると思う。

・・中略・・

周りばかり見ず、自分の物差しが曲がっていないか?そんなことを思った、久しぶりの無名の会。”(No. 428/p425)

といったところ。

今、この時と異なるであろう・・

読んだのは電子書籍版で、紙の本で実に全432ページ!。ブログがまとめられたもので、

全体量に内容とも濃厚ですが、項目別にページ毎は読み易いです。

サクサクと良く読み進められますが、内容濃く、紙本で読んでいれば付箋貼りまくりであったでしょう ^^

読んでいる時の心情により、書かれてあることの受け止め方に、刺さり方も大いに異なってきたであろうと、

持ち運び容易な端末に入っていることを良いことに、気の赴いた時に再び本を開いて、刺激を得たく思います。


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