予定なき一日、しかも午後から雪が舞い、外で出る気力削がれる状況下、
夜、端末に向かい「何かあるかな?」とamazonの PRIME VIDEO内のライブラリーを検索すれば・・
『リーマン・ブラザーズ 最後の4日間』と題されたタイトルを発見。
2008年以来の経済危機?
2020年を迎え、期せずして新型コロナウイルスの感染拡大による経済的損失を計る基準として、
しばし比較対象されるリーマン・ショックですが、サブプライムローンなど一部用語について承知している程度で、
事実関係については殆ど知らなかったため、視聴することに。
上映時間52分というのも(視聴の)引き金になりましたが、尺が限られる分、サブプライムローンについては
若干噛み砕いた説明があったものの、倒産に至る3日間(金、土、日)の描写は駆け足的で
当時の金融業界の内情にキーパーソンたちを分かっていた方が、より理解を深められたように感じましたが、
当時の雰囲気を知るには十分。財務長官などから再三、身売りを促されていたものの
破綻時のリチャード・ファルド会長の「何かあっても公的資金が注入される」などと高を括っていたことが裏目に出て手に負えない事態を招いてしまったと・・。
繰り返さざる過ち
本作の製作が2009年で、リーマン・ショックの翌年ということになりますが、
業界外の人間といえども、10年以上の時の経過があっても興味津々とさせられ、
もっか各国で採られる低金利政策に、金融機関が旧来の仕組みで収益を上げづらい情勢下、
無理筋で仕込まれた金融商品から2008年に世界が経験したことと同じようなことが起こらぬようにと(思わされました)。