Alexander McQueen:アレキサンダー・マックイーンが40年の生涯で駆け抜け対峙した光と影 – 映画『マックイーン:モードの反逆児』鑑賞記

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出典:amazon prime video

「こんな(作品)あるんだ!」と、興味惹かれたファッションデザイナーAlexander McQueen:アレキサンダー・マックイーンの生涯に迫ったドキュメンタリー『マックイーン:モードの反逆児』を鑑賞。

苦悩、溢れる才能、栄光とともに訪れし闇

学生生活を終えたもののやりたりことを見出せず、家族に背中を押される形で服飾業界の門を叩き、

転々とするも、突出した才能は周囲から疑いの余地は無く、業界のキーパーソンから破格の支援を引き出したり、GIVENCHYのデザイナーに抜擢されるほどに。

映画『マックイーン:モードの反逆児』予告ロングver.

斬新の一語に留まらず、女性蔑視とも受け取られてしまうファッションショーを開催して

突き抜けた分の代償を払いながらも築いていったブランド

批判の対象になりながらも、確固たるAlexander McQueenの世界観を築き上げ、順調にキャリアを重ねるも

多忙を極めた業務に、私生活で充足感を得ることが出来ず、身近な人たちの死によって自身も追い詰められていってしまった生涯に本人の登場を含め迫られています。

イメージとは裏腹な実像

かつて、しばし百貨店を訪れていた時期に、ドクロをモチーフとしたデザインが

Alexander McQueenらしい世界観

嗜好とは別に脳に刷り込まれ、やがて一つアイテムを購入していたという私自身との距離感でしたが、

容易に寄せつけないデザイン、世界観とは裏腹に、

(スプレー噴射する)ロボットが導入されてのショー

風変わりではあるものの、業界の慣習等に縛られず、自分自身のやりたりことに純粋に取り組んでいった心優しき青年といった受け止めを本作を通じてしました。

齢四十にして選択した自死は、一般紙でも取り上げられた衝撃的な出来事でしたが、

出典:VOGUE(画像は記事にリンク)

普段、うかがい知ることの出来ない世界的なトップデザイナーの生涯に、エッジの効いた感性の断片に触れられたような思いが良くも悪くも刺激的でした。


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