先週末は、オンライン配信で
『沢村忠に真空を飛ばせた男:昭和のプロモーター・野口修 評伝』(新潮社)刊行記念 細田昌志×てれびのスキマ×原カントくん「“野口本”はこう読め! スキマ的読書指南講座」 に参加。
キックボクサーといえば、2年前に藤原敏男さんご登壇イベントで
接点はあったものの、更に時代を遡る沢村忠さんについては、お名前(を知っている)程度といった状況で、(本イベントにご本人の登壇はないながら)内容を興味を持った次第。
因みに、藤原敏男さんは銭湯のTVで沢村忠戦を見て、キックボクサーを志したそうな。
沢村忠を世に送り出した男の・・
本のタイトル『沢村忠に真空を飛ばせた男』 を一読すると格闘技本と思いきや、主人公はサブタイトルにある野口修さんを中心としたお話しで
イベントでは、実に二段組みで500ページ超で及ぶ本書が書き上げられていった経緯(ex. 故安部譲二さんの下を訪ね、野口修さんについて書くなら野口家について書かないと意味がないと助言を受けた)や
高田文夫さんから「東京の演芸関係者全員に薦める」と激賞された一方、キックボクシング界からは皆無といった、出版後の反響といったところから、2時間強に及んだトークで本書に関連する話題がさまざま取り上げられていきました。
昭和の熱狂とその裏側
昭和初期の芸能史に、右翼等、濃いぃトピックであることから、事前に本を読んでいれば、より楽しめた面もあったでしょうが
かたやイベントタイトルにも掲げられた「”野口本”はこう読め」と中身が濃密であるゆえ、本の骨格というのか、読み始める前の心構え、バックグラウンドを頭に入れらたのは良かったかなと。
助走出来たことで(今月)中旬から下旬にかけて出来るであろう(本書の)濃厚な読書が楽しみです。