ビッグネームの来日が相次ぐロック界、Motley Crue、KISSの次はMETAL GODの異名も取る JUDAS PRIEST/ジューダス・プリースト.-
今回の来日は、新作 “Reedmer of Souls/贖罪の化身” に伴うツアーのようですが、
昨年は “DEFENDERS OF THE FAITH/背徳の掟” 30周年でセットリストを見る限り(アンコールのラストが Defenders of the Faithであったり)、その意味合いも感じ取れます。
私が、JUDAS PRIESTを知るキッカケになったのも “DEFENDERS OF THE FAITH”で、ど頭( 1曲目)の”Freewheel Burning”はアドレナリンを
“Freewheel Burning” (1983)
滾らせられましたが、ミドルテンポ主体かの印象にバンドに熱狂するまでに至らず。
しばしの年月が経過して、”PAINKILLER”が発表された折には
“Painkiller” (1991)
研ぎ澄まされたテンションの鋭さにMETAL GODの凄みを見せ付けられました。
その頃が一番、JUDAS PRIESTと接近した時期でしたが、ライヴには縁がなく、
唯一見た機会があるのはアメリカのAnaheimで、Rob Halfordが脱退して Tim “Ripper” Owensが在籍していた頃のラインアップ .-
会場が House of Bluesであったので、割と近接した距離で体感する事が出来、Rob Halford 在籍時を観ていないので
比較することは出来ませんが、バンド名が背負う格の重厚さにクラシック(代表)曲が続くセットリストに
さすがの想いでしたが、総じて Tim “Ripper”Owens の評判が芳しくないようで ーー;;
JUDAS PRIEST関連に枠を拡げると、Rob Halfordが( JUDAS PRIEST)脱退劇の引き金となった Fight
Fight “Nailed To The Gun”(PV)
の来日公演で新宿厚生年金会館に観に行った時の印象が強烈で
1階席の半分しか来場がないという、興行としては失敗だったと思いますが
そうい状況で集まってきたファンの熱気が凄く、”PAINKILLER”から更に攻撃性を増したサウンドに
当時、JUDAS PRIESTのセットから外れていた”Devil’s Child”、”Freewheel Burning”が交えられたショウは
「Rob Halfordがやりたいのは、こういう事だったのかー」と、老舗の看板を捨てて
新たなスタイルに飛び込んでいった生き様が何よりも魅せられました。
ただ遺憾せん、JUDAS PRIESTの看板は重すぎたのでしょう
その後のTwo、HALFORDとも長続きせず、シーンに歓迎される形でJUDAS PRIEST復帰と。
自分がFightに衝撃喰らったのが(多分)1994年、そこから20年以上の時が経てでも
未だにコアなファンをノックアウトしている様子は、さすがに伝説のバンドですね。