(2020年)8月以来で、
音楽評論家 伊藤政則さんのシリーズで開催されているトークイベント「伊藤政則の『遺言』オンライン・スペシャル 2 」〜今のうちに語っておきたいロックの歴史がある〜を視聴。
今回は会場参加の選択肢も示されていましたが、アーカイブで時間を選べる利点を活かし、オンラインにして満を辞して土曜夜から視聴開始 ・・
ロックファンが直面する現実
2020年を振り返るといった進行役を務めるBURRN!広瀬和生 編集長の投げかけに、
伊藤政則さんはEddie Van Halenが亡くなった話題に言及され、追悼記事に、ムック本が飛ぶように売れたことを指摘。
VAN HALENと近しい距離ではない伊藤政則さんのもとにも記事の依頼があり、「俺じゃねぇだろ」と思いつつも、
そこは伊藤政則さんクオリティで、Rockin’ Onの巻頭リード等、納得の仕上げをなされたそうな。
視野を広げると、ロックのオリジーネターたちが亡くなっていく悲しい現実に向き合わされる時代に入っていくとして、
私にとっては、一つその象徴が(日本時間 2020年)10月7日となっていくでしょうが、
YOUNG GUITAR誌のEddie Van Halen追悼号が、異例の増刷、
それも完売となっていった経緯を考慮すると、程度の差こそあれ、心に傷を負った人たちに覚悟を求められる時代の現実性を。
1978年のVAN HALEN
VAN HALENの話題は1978年の初来日時に派生し、その衝撃は日本のロックシーンにおいて一大事であったとの見解を示され、
Daryl Hall & John Oatesのツアーが中止となり、会場キャンセルを嫌ったプロモーター(ウドー音楽事務所)が、関係者に薦められる形でVAN HALEN招聘に踏み切り、
当時、主要メディアの後押しがほぼ得られていないながら、即日完売に近い形となり、追加公演が事態に発展。
日本のロックファンのクチコミの力が示された来日公演となり、公演後、会場を出た人たちが口々に「音、凄かったネ」と、
Eddie Van HalenのギタープレイやDavid Lee Rothのパフォーマンスを口にする前に、大音量ぶりに驚愕していたことを指摘され、「今もそれを引き継いでいるのが高崎(晃)君だ」と。
残念ながらVAN HALEN初来日公演は実体験出来ていませんでしたが、確かにLOUDNESSの(Hurricane Eye発表後の)ライヴを訪れた際の大音量に、高音は強烈な思い出で、「あの感じだったのかぁ・・」と。現場に足を運んでこその勲章は色褪せないですね。
伊藤政則さんがレアに語ったVAN HALEN
リアルタイムで視聴した方の「VAN HALENの話しが殆ど」といった感想を予め目にしていて
伊藤政則さんのラジオ番組で、Why Can’t This Be LoveにJudgement DayのOn Airを聴いていた身として
「どんな話しだろう・・」と、視聴するまでの間の火、水、木、金と興味津々でしたが、
記載した以外でも、VAN HALEN初来日時はボーナス支給時期で寿司店に招待されたVAN HALENのメンバーのうち腹を空かせたAlex Van Halenが、(待ちきれず)わさびを頬張ってしまい、呆気に包まれた中、「おぉー!」と絶賛したエピソードなど、
思い入れという点では、やはりな感じでしたが、伊藤政則さんならではの視点に裏話しに、レアが感じが印象的な視聴回となりました〜