雨まじりの空模様下、ほぼ1年振りで幕張メッセへ。
向かった先は、2021 Japan マーケティング Week【春】(第4回 Web販促EXPO【春】etc)。
緊急事態宣言の最中、「どうなんだろう・・」の思いを持っての移動で、
会場に足を踏み入れてみると・・
その影響は否めず、ブースによっては予定変更を強いられた旨の掲示も何箇所かでみられ、
平時に感じた展示会特有の熱気を感じることは出来なかったものの、日ごろ自分が何となく意識出来ているか、出来ていなかったといった程度の部分が、
可視化され、DXと略されるデジタルトランスフォーメーションとは、例えば先週受講した
神田昌典先生の『2022講演会』でも近年強調されていることですが、今回はそれらを目に見える形で近未来が向かっていく先を仄かに感じられたように。
勢いづくWORKMAN 快進撃の舞台裏
滞在前半は会場内を回遊して、後半は会場の告知で知ったワークマン(WORKMAN) 土屋哲雄専務による
「商品を変えずに売り方を変えた、WORKMAN Plusのマーケティング戦略 〜「ワークマン式『しない経営』4000億円の空白市場を切り拓いた戦略〜著者が語る」と題された講演を聴講。
こちらは刺激的で、
・やる事は「客層拡大」だけ(余計なことは一切しない)。
・40年競合してこなかった。100年勝てることが前提で、競争に負けてしまいそうな事はしない(宅配はamazonに負けてしまうことが自明の理なので取り止めの方向)。
・店舗は100坪タイプのみ。業態(WORKMAN, WORKMAN Plus, #ワークマン女子)は異なっても商品は統一。
・役員を減らす一方、社員の平均年収を560、570万円程度から710、720万円に引き上げ、1,000万円を見据えている。
・販促費はかけない。SNSの評判だけで売り切る。
等々、40分程度の講演ながら目から鱗なお話し満載で、私自身の生活圏にWORKMANの店舗網は及んでいない(はず)ながら
いつの間にか、国内店舗数でUNIQLOを抜き去り、
土屋哲雄専務によると、ファーストリテイリング柳井正代表取締役会長をして
「GUの下に一つ市場があることは分かっていたが、WORKMANにやられた」
と言わしめたWORKMANの快進撃を垣間見た思いで、詳しいことは講演タイトルに掲げられた著書に記されているようで、
後日、手に取って読んでみようと。この場に足を運んだ甲斐を十分実感することが出来ました。