テレビの本質を問い語り継がれる『お前はただの現在にすぎない テレビになにが可能か』を読んでみた(中間記)

(2021年)1月、爆笑問題 太田光さんの『芸人人語』を読んでいた際、

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同書に繰り返し登場した『お前はただの現在にすぎない  テレビにになにが可能か』を読み始め、

全514ページあるうちの251ページまで読み終えたので、そこまでのおさらい。

1960年代後期、問われたテレビ・・

既述のとおり、500ページ超の厚みに、1969年に出版された時間軸に苦戦しながらの読み進めで、

あらすじを上記、太田光さん『芸人人語』から引用すると

” TBS闘争を簡単に説明すると、一九六八年、TBS報道部制作のドキュメンタリーで、成田空港建設反対運動を扱った「成田24時」という番組の取材過程で、

取材班が空港反対派リーダーのインタビューを取りたいが為、反対派の農婦達を取材用のマイクロバスにプラカードと共に乗せたという事実が政府自民党から、偏向報道であると抗議を受け、マスコミ全体を巻き込む大騒動になった。

番組ディレクターは休職処分に。更にそれまでに放送された番組「現代の主役・日の丸」のディレクターであった萩元晴彦と「ハノイ」の共同演出者の村木良彦両氏が人事異動、TBS報道局労働組合が「懲罰人事」として撤回を要求。

そして田英夫氏の突然の番組降板。組合員は「報道の自由は死んだ」という喪章を着け、経営陣と百日近くに及んだ労働闘争だ。

本の中には、観察者であらねばならないはずのジャーナリストが取材対象である事象と関わってしまうことのジレンマが切々と書かれている。

ジャーナリスト、会社員、労働者、その全ての立場であるテレビマンとしてどう現象と向き合うべきかという葛藤が細かく綴られていた。”(『芸人人語』p81-82)

というもの。

いまだ影響力を持つテレビの正体

出版時から50年余の時を経て、変わらぬと感じられる部分に、新たな岐路については下掲の動画での

自宅直撃!辛坊治郎さんにテレビの未来を聞いてみた【井上公造の突撃インタビュー】

辛坊治郎さんの見立てに納得させられていますが、幼少の頃から慣れ親しんできたテレビについて、

「テレビ界のバイブル」とも称される

出典:シミルボンβ版(画像は記事にリンク)

本書を通じて中、後半も思考を巡らせてみたく思います。


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