今年は月次で開催されるとのハイパー・プレゼンター大森健巳さんのウェビナー(無料)。
今回のテーマは「最前線!動画マーケティングで売上を上げる方法」
まだ、心得ている人は少ない動画の作り方
動画の力は、生身の人間が行うと人によって上手い下手があったり、その時の調子で出来が左右される面もあるが
上手い人がしっかりしたコンディションで収録しておくと、安定した売れる仕組みとなる。
従来はTVの力が強かったが、影響力は低下。今や誰でも情報発信者になれる時代で、そのクオリティは様々。
きっちり基本が抑えてさえいれば、その効果は高い。
映像の中に込められるべき3つのポイント
まず、大事なことはコア・バリュー(核となる価値)。
発信者が何を以って、映像を見ている人たちに貢献する事が出来るのかを明確にする事。
次に、マーケティング。今まではYouTubeが最も再生されるメディアであったが、
昨年になってFacebookがトップに。同じ内容の動画でも、どこに投稿するか。媒体を意識する事も必要。
そして3つ目がクオリティ。見てもらう人たちに対して、自分の出来る事の最大級のおもてなしの心で臨む姿勢がポイントとなる。
検索エンジンの精度が上がっているので、内容が充実していないと、上位表示されない。
内容の充実とは、しっかり最後まで動画を見て貰っているかという事。見ている人の如何に役に立つ動画に仕上がっているか。
誰が、どのように言うかが、見られている。
最後まで見てもらうための仕掛け
続いて一連のプロセスが5段階に分けて図式化され、1. 知る >> 2. 構造 >> 3. 撮影 >> 4. 編集 >> 5. 告知 という流れ。
ただ情報を羅列するだけでは、情報がつまらなくなってしまう。
三幕構成として、1. オープニング:問題提起、起承転結の2.「転」、3.「結」と設計されたものが
せっかく作ったものを見てもらうのに、伝わりやすい構成といえる。
更にweb動画の場合、最初の18秒で離脱する例が多く、その間に誰のためか(この動画は何ですか?)、意外なものを挿入するなどの仕掛けも大事。
実質的には 三幕構成+1 が、最後まで見てもらうために留意すべき事となる。
また、音声も重要で、カメラ内蔵のマイクに頼らず、ピンマイク(有線、5,000円程度のもので十分)を使う事と
喋り方、自分という存在から発せられた声で喋れているかも、動画をしっかり見てもらう上でウェートを占める事柄となる。
その上で、(繰り返しとなりますが)発信者が動画を見ている人たちに何を提供出来るのかが明確にされている事。
誰もが映像製作者の時代
上記が、2時間超に及んだウェビナーの要旨となります。その他では、カメラは買うなら5万円以上のものが良く
それ以下ならiPhoneの性能でかなりカバーされるとの事。
また、Facebookに投稿しても、それが表示される数は減少傾向にあるとの傾向が指摘されており
やがては(有料)広告を活用する形が主流になっていくのではないかという見立てもありました。
私自身は動画を使った情報発信に乗り遅れた立場となっていますが、
Facebookのニュースフィードに動画投稿が流れてくると、興味惹かれる内容のものも多く、
魅力を感じるところで、内容によって使い分けるくらいの次元には進化したいなと。
その意味で、基本的事項を抑えられる有難い機会となりました。