週末の夜、時間のあるところで「何かあるかなぁ」とPrime Video内を検索し・・
「これだなぁ」とドナルド・トランプ アメリカ合衆国前大統領を取り上げたドキュメンタリー『トランプ帝国のすべて』を選択。
事業に邁進した一族の系譜
ホテル業を営んでいた場所に鉄道路線が走らないと知るや、駅近くにホテルごといかだで運ぶほど大胆で事業欲旺盛な祖父に、
不動産業に目をつけ、ニューヨーク州内で手頃な価格で品質の良い住宅を供給し財を成した父は、
やがて超過請求などの不正行為で窮地に。当初はトランプ家の長兄に後継が託されるも、ひ弱さを指摘されるなど芽を出せず。
弟の立場でその姿から多くを学んだドナルド・トランプ大統領がハッタリに、個別交渉などで頭角を現し、
ニューヨークのランドマークの一つ、トランプタワーを築き上げるまで。
影と光と
政治家としてのドナルド・トランプ大統領は、とても肯定的に評価していますが、本作を鑑賞すると、
後味の悪さのようなもの否めず、眩しく輝いた光の反面、「道理に従っているだけでは、ここまで台頭出来なかったのだなぁ」といったことを感じさせられずにはいられず。
学生時代には、トランプ大統領の自伝を読み大いに刺激を受けたことは今も覚えていますが、善悪の概念に縛られず、己が正しいと思ったことで突き抜けていく、その行動力の見事さが余韻として響いてきた作品でありました。