グレートバリアリーフ、ユネスコ「危機遺産」登録見送り
” オーストラリアを象徴するサンゴ礁「グレートバリアリーフ」について、国連教育科学文化機関(ユネスコ)は「危機にさらされている世界遺産」への登録を見送った。
科学者や環境保護団体は、国連機関が政治的圧力に屈したと批判した。 危機にひんしている、オーストラリアのサンゴ礁「グレートバリアリーフ」について、ユネスコが「危機にさらされている世界遺産」への登録を見送った。
これを受け、科学者と環境保護団体は失望の意を示した。 ユネスコの委員会は6月、危機遺産への指定を勧告していた。
だが、観光客を誘致する魅力が薄れることを懸念した豪政府は、指定を回避するためロビー活動。ユネスコは7月23日、投票を2022年に延期することで合意した。
環境保護団体や科学者らは、科学ではなく政治による判断だと非難している。
グリーンピースのデービッド・リッター氏 「豪政府の科学者らによると、サンゴ礁の状態は非常に悪く、悪化の一途をたどっている。
さらなる危機にさらされることは想像に難くない。 科学ではなく、既得権益や思惑が優先されているのは明らかだ。
グレートバリアリーフにとって最善の利益にはならない」 豪州は石炭火力発電に依存しており、1人当たりの炭素排出量は世界最大級。
保守的な政府は化石燃料産業を支持しており、排出量を厳しく規制すると雇用が失われるとしている。”(出典:REUTERS via Yahoo! JAPAN)
記事を書く人、載せる媒体によって、内容のトーンが随分と異なってきてしまいますが、保全、回復といったプロセスに乗せられ、その結果が示されていくことが肝要ですね。
上記はFacebookページ「オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所」の2021年7月27日分の掲載記事です。
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