賃金価格指数、2021年第2四半期は前期比+0.4%。公的部門低調で予想下回る
” オーストラリア連邦統計局(ABS)が18日発表した第2・四半期の賃金価格指数は前期比0.4%上昇した。
公的部門の伸びが低調で、伸び率はロイターがまとめた市場予想の0.6%を下回った。前年比では1.7%上昇し、前期の1.5%から伸びが加速。
ただ、市場予想の1.9%を下回った。公的部門はコスト削減が影響し、前期比0.4%の上昇にとどまった。
前年比では1.3%上昇となり、伸び率は過去最低となった。民間部門は前期比0.5%上昇、前年比では1.9%上昇した。
賃金の伸びは昨年末に大規模ロックダウン(都市封鎖)の影響で過去最低の1.4%を記録した。
豪準備銀行(RBA)は、インフレ率を目標圏(2-3%)に戻すため、賃金の前年比伸び率を3%以上に引き上げたい考えだが、今回はそれを大きく下回る数字となった。
現在、人口の半数以上がロックダウン(都市封鎖)下にあり、失業率は6月の4.9%から数カ月以内に約5.5%に悪化すると見込まれているため、中銀が好ましいとする賃金上昇率の達成は難しくなっている。”(出典:REUTERS via Yahoo! JAPAN)
コロナ禍の最中、伸びを示していることへの違和感もありますが、評価には専門的見方が必要なため経過を記録しておきます。
上記はFacebookページ「オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所」の2021年8月19日分の掲載記事です。
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