オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:2020/2021年度新規起業、8.6%増の36万社超え

2020/2021年度新規起業、8.6%増の36万社超え

” オーストラリアで2020/21年度(20年7月~21年6月)に起業した企業数が36万5,480社となり8.6%増加したことが、豪政府統計局(ABS)の調べで分かった。

起業率は15.8%で、低金利で資金調達が容易になったほか、新型コロナウイルスの感染流行下で政府支援が拡充していることが背景だ。オーストラリアン・ファイナンシャル・レビューなどが伝えた。

21年6月末時点の登録企業数は240万2,254社で、前年同期比3.8%増だった。

一方廃業した企業数は27万7,674社で4.6%減少し、廃業率は12%だった。2017年に事業を始めた会社のうち、今年6月まで存続していた会社は全体の52%だった。

オンライン証券コモンウェルス・セキュリティーズ(コムセック)で主席エコノミストを務めるクレイグ・ジェームズ氏は、新規に立ち上げた会社は今後2年間が重要だとし、雇用市場やオーストラリア連邦準備銀行(RBA)の金利政策の動向が鍵を握るとした。

小企業向けコンサルタント会社エマージ・アドバイザリーの創業者、エミリー・リドリー氏は、過去12~14カ月に起業した顧客が多いと指摘。新型コロナの流行下で雇用の不安定さを実感した人々の起業が増えていると述べた。”(出典:NNA ASIA

時節柄、代謝が進んでいくのは当然の事象といえるのでしょうが、上手く切り替わっていけるか、廃業率とのバランスが気になるところです。

上記はFacebookページ「オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所」の2021年8月26日分の掲載記事です。

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