フレーザー島、先住民の呼び名K’gariに改名へ
” QLD州政府は、世界遺産にも登録される同州のフレーザー島を、先住民族が呼ぶ元々の名称に変更する考えを支持した。
フレーザー島は同州で最大、国内でも6番目に大きい島で、砂丘は最大で高さ240メートルを超える。
同島と周辺水域およびオーストラリア本土の一部は、先住民のバッチュラ族からK’gari(クガリ)と呼ばれ、「楽園」を意味する。
グレート・サンディ国立公園内にあり、長年にわたって元々の名称に変更するよう求められてきた。
1830年台、島の名前の由来であるエリザベス・フレーザーが乗船していた船が同島で難破した。
バッチュラ族によると、この事件が先住民の大虐殺と所有権奪取につながった。
QLD州のスカンロン環境相は先週末、同島で「バッチュラ族と関係者、地域と連携してクガリへの正式な改名に向けて取り組む」と話し、島の改名を支持した。
同州では他に、ミンジェリバのナリー・ブジョング・ジャラ国立公園(ノース・ストラドブローク島)、マルガンピンのギーバラム・カナンガイ国立公園(モートン島)を先住民の呼び名に改名した。どちらもクアンダムーカ族の生地だ。”(出典:JAMS.TV)
長年慣れ親しんだ呼称が変わってしまうことへの思いも感じますが、改名を契機に本来の姿がクローズアップされていくことになろうかと。
上記はFacebookページ「オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所」の2021年9月22日分の掲載記事です。
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