四週に及ぶことになった『監査役 野崎修平』
最後夜は、第7話&第8話の2話を鑑賞。
並々ならぬ権力への執着と浄化の攻防
闇に光が照らされ、身を処する状況に追い込まれた頭取の窮余の一策として
合併話しが仕掛けられ、事態は銀行全体を揺るがす急展開。
強引な手法に、一連の行動が水泡に帰してしまうことから返す刀は覚悟を決めての失脚を図るべく最終決戦の行方は・・ といった大まかな流れ。
すっきりの積み残しはありながら
クライマックスに近づくにつれ、勧善懲悪の構図から抱く暗澹さに嫌悪感の他方、段々とドラマと現実との乖離のような感覚も生じ、
一時の「次の展開が気になる」状態から醒めた感覚は否めずながら、事の推移に注視といった形に。
一つ腑に落ちていなかった点は「このまま終わりかな」と思っていたところでのどんでん返しで印象に残る展開となり。
抱いた違和感のすべては回収されず(例えば抜擢人事の真意など)、最終盤で共感の域には達せずも
(2021年)9月、月間を通しての週末の楽しみ、無事鑑賞し終え、「これはこれで」といった納得を。