西シドニー空港、封鎖影響も2026年開港予定は維持
” オーストラリア・ニューサウスウェールズ(NSW)州で建設中の西シドニー空港は、新型コロナウイルス対策のロックダウン(都市封鎖)と年初の豪雨の打撃を受け、予算とスケジュールに一部影響が出る見通しだ。
ただ西シドニー空港公社は、2026年の開港予定は維持するとしている。オーストラリアン・ファイナンシャル・レビューが伝えた。
西シドニー空港の建設は、シドニーでのロックダウン規制により7月19日から8月11日まで中断された。年初には豪雨により、現場作業が5週間停滞していた。
これまでの作業内容は主に、大規模な土工作業やプロジェクト管理、設計、エンジニアリング活動などが占めている。
ターミナルの建設は不動産開発大手マルチプレックスにより、年末までに開始される見通し。
同公社は、ロックダウンのプロジェクトへの影響について調査中だとした上で「個別の作業への打撃は全体のスケジュールには大きく影響せず、予算への影響も軽微」と説明。2026年後半に運用を開始できる予定だとしている。
同公社の2020/21年度(6月期)決算は、純損失が3億950万豪ドル(約265億円)となった。
請負業者関連の費用を含む建設現場の準備費用が主な要因となっている。”(出典:NNA ASIA)
コロナ禍で被った被害は甚大なれども、国の玄関口、アフターコロナを見据えた近未来像は描いていかねばならず、計画は持続可能な範囲内において粛々と進められるべきでしょう。
上記はFacebookページ「オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所」の2021年11月3日分の掲載記事です。
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