オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:留学生受け入れ再開、業界は「遅すぎ」の声

留学生受け入れ再開、業界は「遅すぎ」の声

” オーストラリア連邦政府が先ごろ、留学生を含むビザ(査証)保有者の入国を来月1日から認めると発表したことを受け、国内の大学には問い合わせが殺到しているようだ。

ただし業界では、学生は9月ごろまでに留学先を決定する傾向にあるため、新規の留学生を獲得する上で今回の発表は「遅すぎた」との声が上がっており、業界が完全に回復するのは来年半ば以降になるとの見方が広がっている。24日付地元各紙が報じた。

今年8月に国内の大学に入学を申請した留学生の数は、2年前に比べて20万人少なかった。

留学エージェントのAECCグローバルのフォスター商業責任者は、「大学で留学生の受け入れが最も多いのは3月だが、今回の政府の発表は時期を外しており、新規の留学生が大きく伸びるのは来年7月以降になるだろう」と指摘。

英国やカナダがコロナ禍でも留学生を受け入れてきたことに触れ、「世界では留学生の取り込みにおいて激しい競争が見られている」と話した。

業界団体のオーストラリア国際教育協会(IEAA)のハニーウッド代表も、入国規制の緩和は留学生にとって手続きの一つでしかないとし、

「ビザ申請にかかる時間やオーストラリア行きの航空券の入手可能状況、ワクチン接種証明手続きなど、留学生が来年2月開始の1学期までに到着するには多くの問題が関係してくる」と話した。”(出典:NNA ASIA

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いまだ先行きに関して断定的な判断を下すことが難しい中、所与の条件のもとで最善を尽くしていくということですかね。

上記はFacebookページ「オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所」の2021年11月26日分の掲載記事です。

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