2年連続で静かなシドニーの大晦日打ち上げ花火
” 2021年12月31日のシドニー恒例打ち上げ花火は予定通り実施されているが、シドニー・モーニング・ヘラルド紙(SMH、電子版)は、例年より静かなシドニー・ハーバー沿岸の様子を伝えている。
2020年12月31日には都心部に入ることができるのは都心部のレストランや打ち上げ花火観覧席予約者に限られていた。
今年は、ドミニク・ペロテイNSW州首相が市民にシドニー市を訪れるよう呼びかけていたにもかかわらず、遅くまで予約チケットが売れ残っていたと伝えている。
同日、ハーバー沿岸の芝地には早くから家族連れや仲間連れがピックニック・ラグを敷いて陣取っていたことが伝えられている。
それでも、例年の押し合いへし合いとはほど遠い、閑散とした風景で、12月31日朝のNSW州政府の記者会見では新たに21,151人がコロナウイルス陽性と判定され、
多くの市民が雑踏イコール・コロナウイルスという現実を実感して、大晦日の花火を自宅のテレビで見物しようとしていることが伝えられている。
大晦日の朝、5選を果たしたばかりのクロバー・ムーア・シドニー市長は、「町の雰囲気は沈みがちだが、予約観覧席がオープンするのは午後7時だからそれまで待ちたい。そうすればお祝いの雰囲気になると思う」と語っている。
さらに、「パンデミックのために社会が大きく変わってしまったが、これまで通り、シドニー市とNSW州を祝うイベントにするために全力を尽くしている」と語っている。
今年、再び、2022年元旦零時のメイン・イベントの前、12月31日午後9時に家族向けの盛大な花火に点火された。
今年の打ち上げ花火とシドニーハーバー・ディスプレーは、オーストラリア先住民族アボリジニのアーチスト、ブラク・ダグラス氏が監修し、ライブのヒップホップ・パフォーマンスを表に出している。
シドニー市カウンシルは、同市が管理しているシドニーハーバー沿岸観覧席の17,000のチケットを発売したが、グリーブのバイセンテニアル・パークを残してすべて完売している。
しかし、午後8時30分頃でも6箇所で無料チケットが残っている状態になっている。
ムーア市長は、「花火見物に市内に来る人は、民間の施設やパーティまたはカウンシルや州政府が管理している観覧席の入場券を所持していなければならない。
オミクロン株の蔓延が気づかわれるため、集まる人はイベントや集まりで感染するリスクをよく心得ていてもらいたい。
接種を受けている人達だけが集まり、QRコードでチェックインし、マスクを着用し、1.5mの距離を保ち、帰宅までの計画を建てておいてもらいたい。
また、たとえ軽い症状でも感じたら家から出ないようにしてもらいたい」と語っている。”(出典:NICHIGO PRESS)
年中の節目となる行事が、その時に状況に応じて開催されることは大事と思いますが、参加する側としても気分的なものであったり、時に周囲への理解も必要となるので蓋を開けてみないとなかなか実際の状況は読めないですね。
手探りの状況ながら、是非2022年は右肩上がりな年に!
上記はFacebookページ「オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所」の2022年1月1日分の掲載記事です。
オーストラリアにご興味をお持ちの方、Facebookページへの「いいね!」を是非宜しくお願い致します。