自然の楽園「ワイルドライフ・ワンダー」
” 世界のナショナル ジオグラフィックの編集スタッフが厳選した「2022年、最もエキサイティングな25の旅先」を、自然、冒険、サステナビリティ、文化と歴史、家族という5つのカテゴリに分けて紹介。決して忘れることのできない発見の旅が待っているだろう。
2022年は、ユネスコが世界遺産条約を採択してから50年。貴重な文化や自然を守り続けてきたことに敬意を表して、今回のリストには多くの世界遺産を含めている。
2019年から2020年にかけての山火事で18万6,000平方キロメートルという広大な面積が焼失したオーストラリア。じつに30人近くの人間と10億頭以上の動物が犠牲になった。
そのオーストラリアで、再生の芽が膨らみつつある。ビクトリア州のオトウェイ地区にある観光アトラクション「ワイルドライフ・ワンダー」は、独自のやり方で再生に一役買っている。
太古の森や滝に囲まれたこの自然の楽園は、絶景のドライブルート「グレート・オーシャン・ロード」に位置しており、ツアーで楽しむことができる。
デザインを手がけたのは、ブライアン・マシー氏だ。氏はニュージーランドのホビット村(映画『ロード・オブ・ザ・リング』や『ザ・ホビット』で使われた撮影セット。
マシ―氏はいずれの映画にもアートディレクターなどで参加)を巡るツアーの景観デザイナーも務めている。
ワイルドライフ・ワンダーにおいて、マシー氏は植物学者、科学者、動物学者、環境専門家らと力を合わせ、自然に溶け込んだ木製の遊歩道を作った。
観光客は、75分間のガイドツアーでユーカリの森の中を歩きながら、そこに暮らすコアラ、ワラビー、バンディクートといった動物たちを見ることができる。
途中、研究用の拠点に立ち寄って、キツネやネコなどの侵略的捕食者に狙われやすいハナナガネズミカンガルーなどの在来種を守る取り組みについて学ぶことができる。
ワイルドライフ・ワンダーの収益はすべて環境保護センターに寄付され、ネズミカンガルーたちの行動をさぐる研究など、オトウェイでの重要な保護活動に役立てられている。”(出典:NATIONAL GEOGRAPHIC via Yahoo! JAPAN)
この手のジャンルはオーストラリアが他国に誇る強みであろうと、国内に国外に往来が自由になれば目的地の上位に選択され、環境への好循環が形成されていきますように。
上記はFacebookページ「オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所」の2022年1月10日分の掲載記事です。
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