上級管理職の転職率、従業員を上回る
” オーストラリアでは企業が変革や事業拡大のために経営幹部の刷新を図っていることから、上級管理職の転職率が通常の従業員の転職率を上回っているもようだ。23日付オーストラリアン・ファイナンシャル・レビューが伝えた。
米系の人材コンサルティング会社コーン・フェリーは昨年、オーストラリアでエグゼクティブサーチ部門とコンサルティング部門のシニアパートナーの人員を20%増やした。
これは、上級管理職の求職依頼の増加に対応するためという。同社のブリックネル氏は、オーストラリアとニュージーランドでは「Cスイート」と呼ばれる経営幹部レベルの求職活動が活発になっており、2021年は記録的に忙しい年だったと述べている。
国際的なエグゼクティブサーチ会社の米ハイドリック&ストラグルズが14カ国の優良企業を対象に実施したグローバル調査によると、昨年上半期(1~6月)に新たに最高経営責任者(CEO)に任命されたのは76人で、前年同期の56人から36%増加し、過去最高を記録。
オーストラリアでも21年上半期に任命されたCEOの数は2年前の2倍以上に増えている。
専門家らは、企業の変化を促し、成長を加速させるシニアリーダーの必要性を取締役会が認識していることが、上級管理職の転職率の高さにつながっていると指摘している。”(出典:NNA ASIA)
人材面でも、時代の転換期を顕著に感じさせられる状況になっていますね。
上記はFacebookページ「オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所」の2022年3月7日分の掲載記事です。
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