賃貸住宅空室率、過去最低の1%に下落
” オーストラリアで3月に、賃貸住宅の空室率が1%と前月比0.1ポイント下落して過去最低まで下がったことが、オンライン不動産情報ドメイン・グループの調べで分かった。
住宅供給が縮小する中、海外留学生やワーキングホリデービザ(査証)保有者などが規制緩和でオーストラリアに戻ってくることなどで需要拡大が見込まれ、今後の住宅難が懸念されている。オーストラリアン・ファイナンシャル・レビュー(AFR)が伝えた。
ドメインによれば、全国主要都市の空室率も低下しており、アデレードが0.2%で最も低い。シドニーとメルボルンはそれぞれ1.4%と1.8%となり、前月から共に0.3ポイント下がった。
過去12カ月間で賃貸住宅の物件数が減っており、主要都市の減少率は、◇シドニー:48.9%減◇メルボルン:56.9%減◇ブリスベン:49.9%減◇アデレード:68.6%減――などとなっている。
一方、賃貸住宅の減少により、賃料の提示価格中央値が上昇。過去12カ月間に、シドニーは9.1%上昇の週当たり600豪ドル(約5万6,000円)で、ブリスベンは12.9%上昇の480豪ドルだった。”(出典:NNA ASIA)
住宅市場に関しては供給側からすると好意的に受け止められるデータが散見されますが、
質を伴った供給が継続されていくことで
需給がバランスされていくことが喫緊の課題であるものと。
上記はFacebookページ「オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所」の2022年4月6日分の掲載記事です。
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