ピーター・ガットウェイン タスマニア州首相政界引退を発表
” 4月4日付ABC放送(電子版)は、TAS州のピーター・ガットウェイン州首相(57)が政界を引退すると発表したことを報道している。
4月4日、ロンセストンで開いた記者会見で発表したもので、「州首相の座にあっては州民すべての家族のために尽力してきた。
これからは私の家族のために過ごしたい。ただし、自由党が新党首を選ぶまで州首相の座に留まる。州議会そのものはイースター・ホリデーが過ぎるまで閉会されている」と語っている。
ガットウェイン州首相は、「コロナウイルス対策で全力を出し切り、もう110%の力を出せない」と政界引退の理由を語っている。
ガットウェイン氏は、自由党政権の中で前任のウィル・ホジマン前州首相が2020年に政界を引退した後を継いで州首相に就任した。
ガットウェイン州首相は、「政界を去るのも一抹のさびしさもあるが、私も州首相として州政治にいくらかの基礎を固めた。その基礎の上で新州首相が新しい判断を下し、さらに前進していくことと信じている」と語っている。
また、「この2年間、コロナウイルス・パンデミックを抑えることに専念してきた。その2年が過ぎてみると、もう余力が残っていないことに気づいた。
もし、州首相の仕事に110%の力を注ぐことができないようならこの職を引き受けるべきではない。私にはもう110%の力は出せない。
州首相としての仕事の要求は大きく、この夏も家族と過ごすことはほとんどなかった。妻も子供も私を支えてよくやってくれた。しかし、2021年のクリスマスの時期には私も疲労困憊した」と語っている。
2021年8月、ガットウェイン州首相は執務中に具合が悪くなり、病院に入院、翌日には退院したが、その後、1週間の休みを取って快復に努めたが病名については発表していない。
TAS州議会野党労働党のレベッカ・ホワイト党首はもガットウェイン氏の州民に対する貢献に感謝の言葉を送り、「ガットウェイン氏は、コロナウイルス蔓延の困難な時期にTAS州の政治を率いた。同氏と家族のこれからの幸せをお祈りする」と語っている。”(出典:NICHIGO PRESS)
疲労困憊された様子が記事から滲んできますが、異例の事態が長期化しているコロナ対応は多くのことを奪っていきましたね・・
上記はFacebookページ「オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所」の2022年4月7日分の掲載記事です。
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