オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:コロナ禍で世帯貯蓄が増加、消費の追い風に

コロナ禍で世帯貯蓄が増加、消費の追い風に

” オーストラリアでは、新型コロナウイルス流行によるロックダウン(都市封鎖)中に増加した家計貯蓄が米国と異なりまだ使われておらず、少なくとも向こう6カ月間は消費の追い風となる――。金融UBSが指摘している。

ただ、インフレや金利上昇圧力により、年末には支出が落ち着き始めると予想した。30日付オーストラリアンが伝えた。

UBSは、家計貯蓄が高水準であるにもかかわらず、消費者マインドは悪化しており、オーストラリア連邦準備銀行(RBA)が大幅な利上げを決行すると予想されることから、小売売上高は今後急激に鈍化すると指摘した。

一方、経済正常化が進む現在と比べて消費の勢いは今後弱まる見込みだが、貯蓄水準の高さはプラス要因であることに変わりはないとの見方を示している。

27日に発表された4月の小売売上高は、前年同期比で9.6%増と大きく伸びた。

金融バークレイズは、小売売上高は成長を続けているが、物価高に一部押し上げられたものだと指摘。インフレ率が上昇することで、裁量的な支出を抑制し始める可能性があるとした。

UBSは、RBAは政策金利の引き上げを1.6%に達した時点で止めると見込んでおり、他の金融機関の予想を大きく下回っている。

UBSは「引き締めのサイクルに入った当時より市場心理が弱まっているため、RBAは慎重になる可能性が高い」と説明した。”(出典:NNA ASIA

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「米国とは異なり」の一文に国民性を感じましたが、以前も感じたことを思い出しましたが、堅実であることは意外と知られざる国民性であるのかもと・・

上記はFacebookページ「オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所」の2022年6月3日分の掲載記事です。

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