先週末、中間記↓を
アップロードしていた竹田恒泰さんの『国史教科書』(中学 歴史 令和3年度文部科学省検定不合格教科書 )を読了。
中間記後、読み進めたのは
第四章 近世
第五章 近代
第六章 現代
で、
” 私たちが『古事記』を簡単に読めるのは、宣長の長年の研究の賜物です。宣長は日本人の精神性を「しき嶋のやまとごころを人とはば朝日ににほふ山ざくら花」と表現し日本的価値観の重要性を説いています。”(p248)
という日本人たる心得に、
” 日本の伝統的美術は、外国人によって見直されました。なかでも有名なのが、アメリカから来日した東洋美術史家フェノロサです。
僧侶ですら見ることが許されなかった法隆寺夢殿の救世観音菩薩立像を二〇〇年ぶりに開帳させた人物としても知られます。”(p295)
文化史における転換点に、
” 琉球が清に朝貢を続けると、清がそれを口実に領有権を主張する可能性があるため、日本の領土に他国がつけ入る隙のないようにする必要があったのです。”(p301)
といった歴史的経緯に、時代が現代に近づいていく過程で要所に記憶に止めたい箇所等々、付箋貼りする箇所が相次ぎました。
道筋が明らかになり、頂上へ向けた格闘
本編後の 巻末付録 の中の 文部科学省との口頭での質疑応答 での
” 答 この教科書では中国のことをほとんど「支那」と書いてあるため、一般的な表現ではない。小学生は「支那」という言葉を習わずに中学生になっている。”(p. xxxvi)
に、
” 問 (233)朝日新聞が要因であるという記述が問題なのか。
答 「蒸し返された」経緯については、朝日新聞の記事が要因の一つと考えられるが、それ以外の要因もあるのではないか。”(p. xivi)
と応酬から滲む『国史教科書』への思いや「戦っているなぁ」と
教科書へ載せたいことへのせめぎ合いから見出せる着地点、次回こそは合格教科書を引き出す蓋然性高かろうと、五回目の挑戦結果が大いに注目されます。