オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:自動車安全評価、新項目追加で2023年から厳格化

自動車安全評価、新項目追加で2023年から厳格化

” 自動車の安全性評価を行う独立機関、オーストラリア新車評価プログラム(ANCAP)はこのほど、衝突試験など車の安全性で最高評価となる5つ星の基準に、2023年から新項目を評価対象に追加して厳格化すると発表した。

洪水多発を受け、車が水没した場合の乗員の脱出が容易か評価するという。業界専門サイトのドライブが伝えた。

ANCAPは規制変更に関して発表した声明の中で、車が洪水に巻き込まれた場合や、湖・海などに水没した場合、バッテリーが機能しなくてもドアが開閉可能かどうかを重視するとした。

また、電動ウインドーについては、車が水没してから最長10分間作動するかも評価対象になるという。

ほかに、衝突回避機能の評価内容を拡大し、車両後退時に車の後ろにいる子どもとの接触回避性能も検証する。

また、交差点を曲がる際の自転車の巻き込み防止や、駐車後に後ろから自転車が走ってきた場合にドアの開放を制御して衝突を防ぐ機能も評価基準となる。

さらに、施錠後に幼児が車内に置き去りにされた場合の警告システムの有無なども検査項目に加えられるという。”(出典:NNA ASIA

昨今の自然災害の問題が、テクノロジーの領域に関わってくるという。ユーザー側も場合によっては生命に関わる重要事項となります。

上記はFacebookページ「オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所」の2022年7月19日分の掲載記事です。

オーストラリアにご興味をお持ちの方、Facebookページへの「いいね!」を是非宜しくお願い致します。


Comments

comments