住宅建設費用、コロナ前よりも8万$増
” オーストラリアの新築住宅の建設費用は平均40万豪ドル(約3,810万円)と、新型コロナウイルス流行前と比較して8万豪ドル増加していることが、豪政府統計局(ABS)が発表した2022年7月の住宅建設認可のデータで分かった。
エコノミストは、利上げと建材や労働コストの上昇が、新しい集合住宅開発への関心を押し下げていると指摘している。8月31日付オーストラリアンが伝えた。
住宅公社の全国住宅金融・投資会社(NHFIC)のハーティガン調査部長によると、建設業者やデベロッパーが直面している厳しい供給逼迫(ひっぱく)の状況を背景に、構造木材や合板などの一部の建材は、価格が前年比30%以上上昇している。
同調査部長は、「以前は24年年央までに約55万戸の新築住宅が建設されると予測していたが、急速な利上げやコストの高騰、供給逼迫により、予測を下回る可能性がある」と述べた。
オーストラリア住宅産業協会(HIA)のエコノミスト、デビッド氏は、「ABSが発表した7月の住宅建設認可件数は、依然として利上げによる影響を完全には反映していない」と指摘し、今後は住宅の販売件数が急速に減少する可能性があるとの見方を示した。”(出典:NNA ASIA)
もともと手を出しづらい状況であったところ更なる逆風といえ、供給も逼迫してしまうとなると・・ 厳しい現実ですね。
上記はFacebookページ「オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所」の2022年9月1日分の掲載記事です。
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