ワラビーズ、土壇場でオールブラックスに逆転を喫し2勝3敗(ザ・ラグビーチャンピオンシップ 2022)
” 世界ランキング4位のニュージーランド(NZ)が激闘の末に同8位オーストラリアを敵地で39-37(前半10-10)と破り、3勝2敗として2連覇へ王手をかけた。オーストラリアは2勝3敗。NZはオーストラリア戦4連勝で通算121勝45敗8分けとした。
両国は24日の最終節、NZのオークランドで対戦する。キックオフ前には8日に96歳で逝去したエリザベス英女王に黙とうがささげられた。
NZは前半4分、ゴール前のラインアウトからモールを押し込み、フッカーのタウケイアホが右隅へ先制トライ(7-0)。同12分にはSOモウンガのPGで10―0とした。
だが、オーストラリアは18分、19年W杯日本大会以来の先発となったSOフォーリー(東京ベイ)のPGで10-3。
21分にFBケラウェイが右中間へ飛び込んだプレーはグラウンディングできずにノートライと判定されたが、26分にはゴール前ラインアウトからNo・8ヴァレティニが右中間へねじ込んで10-10と追いついた。
フランカーのケイン主将が脳しんとうの疑いで交代していたNZはさらにフランカーのパパリイがイエローカードを受けて数的不利となったが、ゴール前のディフェンスで踏ん張ると、WTBクラークが自陣から突破して独走。
オーストラリアはゴール前で止めたものの、プレーを妨害したWTBライト、密集でNZのCTBトゥパエアを負傷させたロックのスウェインが同時にイエローカードを受け、ハーフタイムを挟み13人での戦いを強いられた。
後半1分、2人多いNZはFBジョーディー・バレットのロングキックで攻め込み、ターンオーバーから展開してタウケイアホが左中間へ勝ち越しトライ(17-10)。
オーストラリアも8分にフォーリーのPGで17-13として15人対15人の戦いに戻ったが、今度はモールコラプシングの反則でSHゴードンがイエローカード。
再び数的優位のNZは直後の12分、ラインアウト起点の攻撃からモウンガが左中間へ飛び込んで24-13とすると、15分には途中出場のボーデン・バレット(元サントリー)の相手裏へのショートパントをWTBジョーダンがキャッチして抜け、ポスト下へ走り込んで31-13とリードを広げた。
だが、オーストラリアも21分にフォーリーの絶妙なオフロードパスでケラウェイが左中間へトライ(31-20)。26分にもケラウェイが右中間へ連続トライを決め、31-27と食い下がった。
NZは31分にモウンガのPGで7点差に広げたが、オーストラリアは32分、左タッチ際でWTBコロインベテ(埼玉)のリターンパスを受けたフランカーのサムが左隅へ。
フォーリーが難しい角度のゴールキックを決めて34-34と追いつくと、37分には途中出場のSHホワイトが約50メートルのロングPGを成功させて37-34と逆転した。
NZは直後に敵陣で得た反則でPGを狙わず、ラインアウトからモールを押したが崩れて反則。試合は決まったと思われたが、オーストラリアがなかなかPKを蹴らなかったため、レフェリーのレイナル氏(フランス)は遅延行為と判定。
ラストプレーでゴール前スクラムから攻め続けたNZはジョーディー・バレットが右隅へ“サヨナラ逆転トライ”を決め、敵地で劇的な勝利をもぎとった。”(出典:Sponichi Annex via Yahoo! JAPAN)
立場が逆であったのなら、どんなに痛快であったろうと思わされるショッキングなゲーム展開でしたが
Wallabies v All Blacks l Bledisloe Cup Game One Highlights
今回の雪辱をせめて次戦でと強く感じさせられたWallbiesの敗戦でした。
上記はFacebookページ「オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所」の2022年9月16日分の掲載記事です。
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