ジョン・ディマティーニ博士の著作『成功のタイムリミット』読了後のおさらい編の続き。
今回で5回目、その内容は:瞑想の法則、平静の法則、移行の法則の三編(各項目、抜粋)です。
瞑想の法則
感謝の効用については、ディマティーニ博士以外でアンソニー・ロビンズや斎藤ひとりさんも説いていますが・・
” 目を閉じて、頭と目をやや上方に向け、静かな感謝の状態の中にいると、あなたのマインドは開かれ、アイデアが訪れることでしょう。
少なくとも、これだけは覚えておいてください。あなたが感謝の状態でいればいるほど、鮮明なイメージを受けとりやすくなり、
アイデアが思い浮かぶスピードも早くなります。イメージが鮮明であればあるほど、メッセージも明確になります。
あなたが感謝の状態でいればいるほど、澄んだアイデアがやってくるのです。”(p67-68)
なかなか起きている時間に瞑想する習慣を得ることは難しいですが、寝る前、横になった時など、
疲れてそのまま寝てしまうも良し、すぐに寝付けない場合、感謝の念を抱くことを心掛けると、良い習慣に出来そうです。
平静の法則
” あなたはこれまでに、本当にハンサムな男性、あるいはすばらしく魅力的な美女に出会い、どぎまぎしたことがあるかもしれません。
外見に魅了され ー 情熱的に、夢中になった経験です。
また別の機会では、あなたが車を運転中に、無謀な運転をするドライバーに出くわし、
あわてふためき、怒り、そのドライバーを非難したことがあるかもしれません。
誰かに心酔するにせよ、憤るにせよ、その人があなたの人生を支配することになります。
そうすると、あなたは、あなた自身の人生をコントロールできなくなってしまいます。
あなたは平静を保てなくなり、感情的になって、あなたらしさからかけはなれることになります。
あなたがネガティブな面よりもポジティブな面を多く見ているとき、逆もまた同じことになるのですが、
あなたはゆがんだ視点からものごとを見るため、心酔したり憤ったりと、気持ちが乱れて「いま、ここ」に集中できなくなります。
「いま、ここ」で平静(別の言葉で言えばバランスとなります)でいられるならば、
あなたはありのままの、完全に均衡が保たれている人生が見えることでしょう。
あなたには、最初はとんでもなくひどい状態にまきこまれたと思ったけれども、後から考えれば、それが幸運な出来事だったという経験があるでしょう。
または、すばらしい機会に恵まれたと思っても、実際はとんでもなく大変な事態に発展したという経験もあるでしょう。
真実は、これらの出来事は、いつでも同時に起きていて ー 常にバランスがとれているのです。
しかし、あなたの認識では、一時的で一面的な見方しかできなくなってしまうのです。
心酔するのも、憤るのも、どちらもものごとが見えていない状態なのです。
真実をありのままに見ると、すべては完全にバランスが保たれており、愛すべきハーモニーを奏でているのです。
物理学によると、すべてはバランスが保たれており、完全にニュートラルなのですが、
人間の限られた知覚が、自分自身の価値観によって判断をくだし、バランスを崩すのです。
ですから、何かの出来事が起きたときには、あなたは心酔したり、憤ったり、持ち上げられたり、こき下ろされたり、のぼせ上がったり、落ち込んだりと、
あなたがバランスのとれた真の目でその出来事を見るまでは、さまざまなドラマがつづくことになります。”(p71-72)
そのまま言い換えられないのかもしれませんが、故事で「人間万事塞翁が馬」という物言いもありますね。
なお、本項目の総括は
” 人生のすべてはミッションにつながっていて、恩恵なしの危機はなく、すべてがあなたの成長につながっていたことがわかるようになります。”(p73)
とあり、苦境、逆境に対するマインドセットといえるでしょう。
移行の法則
” まずなによりも、あなたの望みは何かを、はっきりさせることが大切です。
コンピュータの前に座り、あなたがどのように日々を過ごしたいのか、
どんな仕事をして過ごしたらワクワクするのかをタイプしましょう(または紙の上に書きましょう)。
〜 〜 〜
これまでの経験は、あなたが夢を追いかけるために役立つツールであり、能力をもたらしてくれています。
せっかくの経験を捨ててしまうのではなく、人生に必要な経験として、しっかりと取り入れていきましょう。
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次に、青写真(詳細な計画)を描きましょう。
ご自身の夢に、どのようにビジネスを組み込んでいけばいいのかを考え、構築していきましょう。
あたかも失敗を楽しむかのようにやってみましょう。
恐れを克服し、起きる出来事に身をゆだねてみましょう。
このステップは、あなたが抱くかもしれないどんな疑問をも超越することでしょう。
ぜひ、あなたが望むすべてが実現するかのように、計画を立ててみましょう。
〜 〜 〜
あなたは大好きなことをしながら、また、していることを大好きになることでお金を受けとることができます。
あなたは計画を実行するために、計画全体について考える時間をつくる必要があります。
そうでなければ、失敗する確率がかなり高くなります。
ただ、じっくり考えていけば、あなたはスムーズに変化をつくりだせるでしょう。” ‘ (p77-80)
時移ろえば、本との距離も変わる・・
最後、「移行の法則」に出てくる「青写真」は、先日の講演会で神田昌典さんが話されていた
「ストーリー」と読み換えても良いように思います。
ときに、まだ60日あるうちの13日どまり。前回、
「要点をピックアップ(各、抜粋)していって、締め括りに繋げられればと思います。」
なんて書いておきながら、結構、自分で各項目を読み込むようになっており、
まだ、最終まで回数を要しそうな趨勢・・ その分、しっかりお伝え出来ればと思います。