下記の記事は、Facebookページ「オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所」9月3日付の記事を転記したものです。
オーストラリア人の国民性、価値観、社会通念:メイトシップ
” オーストラリアの国民性というか気質というか、あるいは価値観といえばいいのか、その代表となるものに、メイトシップ(仲間意識)、平等主義、フェアゴーの精神(公正)、自由主義、判官びいき、寛容さ、トール・ポビー症候群などがある。
・・中略・・
メイトシップ
立場がどうであれ、君と俺は生涯仲間だということである。友情、忠誠、協力、共同生活などの要素が含まれている。初めて会う人でも苗字ではなく名前で呼ぶことにこれが反映されている。
年齢、性別、立場などに関係なく名前で呼び、呼ばれることに日本人としては抵抗がある。目下の人から名前で呼ばれることはまずないし、目上の人を名前で呼び捨てにすることはなかなかできない。
実際オーストラリアで生活し社会に馴染んでくると、慣れてくるのである。そうなると今度は逆に苗字で呼び合うことに違和感をもつようになる。”(『豪州読本』8%)
日本人同士の場合、学生時代の付き合いを除くと、名前で呼び合う感覚の無さや年齢が1つ違った時点で自ずと敬称が付されるのがエチケット(礼儀)という事になると思います。
また、会話の中で主語を省略してしまうことさえ、珍しくないことですが、確かに外国にいるとファーストネームで呼び合うことの方が一般的で、本文中に書かれてある通り、程なく慣れる感覚といえますね。
日本人の場合、状況に応じて(異なる感覚を)上手く使い分けているともいえますでしょうか・・