下記の記事は、Facebookページ「オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所」9月15日付の記事を転記したものです。
平均的なオージーライフ ④
” 平均的なオージーは現実的でいかに今の人生を楽しむか、妻、子どもを愛し、小言を言ったり怒ったりする顔より笑顔に満ちた頼りがいのある好人物である。隣の人が何をしようとあまり気にならない。
しかし何かあれば救いの手を差し伸べる。強い互助精神を持っている。強制なので、選挙には行くが、政治には無頓着である。
政治家というものは選挙民の期待に添い、国民のために尽くすのが唯一目的で議会に送り込まれている。自分たちと同等の普通の人間であるという認識である。
だから期待を裏切ったり、支配者、権力者の風を吹かせるとすぐに排除されるべきだという考え方である。権力や警察には反感を抱いている。
新聞は経済誌と一般紙。家庭、家族、友達を大切にし、仕事は二の次である。また個人の自由を尊重する。
日本人は往々にして仕事優先である。仕事が終わっても付き合いで飲み食いしたり、週末にも付き合いのゴルフ、研修などに出たりと自分の自由時間が奪われ、家族を犠牲にする傾向が強い。
このことに関してオーストラリア人は強い疑問を抱き、彼らには受け入れられないことである。これが人口の80%以上が海岸線に住む平均的な男性サラリーマンのオージー像である。”(『豪州読本』13%)
支配者、権力者についての件(くだり)があって、図らずも昨日、急遽、オーストラリア自由党党首選挙が行われ、 トニー・アボット首相の不信任決議を経てマルコム・ターンブル新首相へとバトンタッチされることになりました。
一連の動きには支持率低下が背景にあったとの事で、上記一文から引用すると「期待を裏切ったり」が該当になるものと思います。
現役の首相に不信任案が提出されたのは、 実に5年間で6度目であったとの事で、政治家の評価は概して低いとの傾向を仄聞していますが、権力に対する反感は事実根強いようです。
写真は1段落目に重きを置いて、さわやかなものを選択しておきます(笑)