下記の記事は、Facebookページ「オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所」10月20日付の記事を転記したものです。
謝るタイミングはよく選ぶ
” オージーの特徴として「謝らない」ことがあるでしょう。オージーは基本的に自分の非は認めません。自分が悪いことが明白であっても、「Sorry(ごめんなさい)」とはめったなことでは言いません。
というのも謝罪する、ごめんなさいと言うことは、自分の弱さをさらけ出すことを意味するから。
「強さ」に軸を置く世界での「ごめんなさい」は、敗北を認めることを意味します。
もしもこれまでオーストラリア人に対し、謝罪要求をしたことがある人がいたらよく理解されていると思いますが、かなりの割合で強硬な態度を迫られることになり、それこそけんか腰になったことと思います。
特に日本人(アジア人)から麺と向かって謝罪を要求され、それに応じる人はこの国にいないのでは、などと個人的に感じています。
なにかトラブルになり、理路整然と、論理的に相手の悪いところを指摘しても、オージーは聞き入れません。それどころか論理的に正しい主張であればあるほど、彼らは自分の不利を感じとり、無視するか逃げる、いざとなれば暴力的な行為に及びます。”(出典『「おバカ大国」オーストラリア』位置No.1777)
この点に関しては日本人が簡単に謝る、謝ってその場をやり過ごそうとするなど、他方での問題を指摘される方もいらっしゃり、謝らない国民性はオーストラリア人に限らず、海外歴の長い方からはしばし耳にすることであります。
オーストラリア人の価値観の軸に「強さ」が根付いていることを考えると、トラブった際は上手く相手方の方で落とし所(逃げ道)を作ってあげることが、ベストではなにせよベターな解決策になりますかね。