下記の記事は、Facebookページ「オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所」10月21日付の記事を転記したものです。
世界の都市総合力ランキング( #12 シドニー )
昨日、インターネットメディアの幾つかでヘッドラインを飾っていた「世界都市総合力ランキング」調査を行った 森記念財団 都市戦略研究所 の定義を引用すると
“「世界の都市総合力ランキング」(Global Power City Index, GPCI)は、地球規模で展開される都市間競争下において、より魅力的でクリエイティブな人々や企業を世界中から惹きつける、いわば都市の“磁力”こそが「都市の総合力」であるとの観点に立ち、世界の主要都市の総合力を評価し、順位付けしたものである。世界を代表する主要40都市を選定し、都市の力を表す6分野(「経済」「研究・開発」「文化・交流」「居住」「環境」「交通・アクセス」)における70の指標に基づいて評価を行った。”
との事。日本では東京が1位になれていない点からの斬り口がありましたが、「オーストラリアの都市はどうなんだろう?」と注目してみれば・・
シドニーが12位。網羅的に各国の主要都市を抜き出したものなのか、調査対象を限定したものかは分かりません(読み込んでいません)。
この手の都市間、国毎を比較したランキングはしばし目にするもので、オーストラリアだと「住みやすさ」を考察した調査でメルボルンが連続して1位取るなど、得意という見方も出来ますが、本調査では後塵を排する印象も。
シドニーの前後に目をやると#11 フランクフルト・アム・マイントに、 #13 チューリッヒで、#14 ロサンゼルスのちょっと上。都市名から感覚を得ることは難しいですが、
評価項目を見ると「研究・開発」「文化・交流」「交通・アクセス」が低調で、「経済」「居住」は評価を得ているように読み取れます。
行政の当事者など一部の人を除いては見て楽しみものといえ、「住めば都」との格言にもある通り、個別の事由によって都市が成り立っているものと思いますが、調査の公表を受けて先鋭的な都市が進化の契機を得るなら一般市民にとっても調査の結果を見る目が違ってくることになりますね。