各州の産業構造④ 南オーストラリア州
” 南オーストラリア州の面積が98万4,337平方キロ(全オーストラリアの約13%、日本の2.5倍)で、州の80%以上が標高300メートル以下の平坦な土地であるが、内陸の多くはグレート・アウトバック(Great Outback)と呼ばれる原野または砂漠地帯となっている。
人口は約165万人でその殆どがアデレードを中心とする海岸沿いの諸都市に位置している。
同州の経済規模は、国内第5位であり、鉱業、防衛産業などが盛んである。
また、ワイン醸造を始めとする農畜産業及び水産業が盛ん。水産業については漁獲量は国内第1位、生産額は国内第2位である。”(『オーストラリア概要 2014/2015』)
他州との境が直線となっていることに、他国であまり見られない特殊性を感じていましたが、グレート・アウトバックがそのことに影響を及ぼしているものと考えました。
南オーストラリア州と日本との結びつきは直接感じていなくとも、口にしている食材やワインなどで、実は意外と身近な州であるのかもしれませんね。