神田昌典さんの新刊『稼ぐ言葉の法則 「新・PASONAの法則」と売れる公式41』を読了.-

発売前からベストセラーになる人気ぶりで、

amazonのレヴューでは、久々に神田さんが「稼ぐ」ことに注目した著書であることに着目した読者の方もいらして

その辺も話題性を高める効果があったと思いますが、私が本書の出版を最初に聞いたのは昨年9月のライブコンサルティング時・・

その時のお話しでは「（2015年）年末に出版」との事であったと記憶していましたが、私自身も長く楽しみにしており、発売日前日に購入。

覚醒される誰しもが持つ「売る力」

本を開けると、まず・・

” ぶっとばす。立ち上がれないほどに、ぶっとばすから、覚悟してほしい。”（p1）

とセンセーショナルな一文に始まり、何を「ぶっとばす」のかというと・・

 ” それはー 「売れない」だの、「稼げない」だのと思っている、弱気なあなただ。”（p1）

これは神田さんが、

” 私は、今まで2万人を超える経営者、起業家を育ててきた経験から断言するが、「売る力」は、人間誰しもが持った、自然な力である。

その本質は、出会った相手の中に才能を見出し、自分が提供できる価値とつないでいくコミュニケーション能力にあり、それは言葉の使い方で決まる。”（p7）

という大前提をもとに、まず、神田さんが提唱されているコピーライティングの大原則で、

本書のサブタイトルにもなっているPASONAの法則（→本書では「新PASONAの法則」と改訂）についての解説があり、

” 私は、売るための文章の法則を、コンサルティングの体験を通して発見した。・・中略・・

コンサルティングの内容は、極めてシンプル。「売上を上げることだ」。・・中略・・

「売り手」と「買い手」が接点を持つその瞬間で使われる「言葉」にフォーカスした。

言葉の配列を変えていくことで、顧客の反応が変わり、社員の対応が変わり、会社の現実が変わる。 ・・中略・・

見出した稼ぐ現実を作る2つのセオリーがある。それが ー

「稼ぐ言葉を掘り当てる『5つの質問』と「新・ PASONAの法則」である。

この2つのセオリー（→図1）を使えば、どんな異なる業界、異なる規模、異なる商品の会社を相手にしても、20分以内に、売るために必要な情報を導き出し、売れるように変えていくことができる。”（p23-24）

【稼ぐ人】の法則、考え方 x 41

5つの質問と新PASONAの法則を事例を用いて学んだ後、【貧す人】vs 【稼ぐ人】を対立軸にした41法則をもとに

「売る力」を持った人、そうでない人の視点、マインドセットの違いが、紐解かれています。

どのような法則（各コメントは抜粋）が示されているかというと・・

” 公式 02　変化と勇気の法則

貧す人　こんなことは、あってはならない。

稼ぐ人　そうか！これは面白くなってきた。

「変化の先にある、大きなチャンスは何か？」と行動を通して考える。結果は、何よりも雄弁にあなたの実力を語ることを知っているからだ。”（p104-105）

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” 公式17　文章＝感情伝達の法則

貧す人　どんな情報をわかってもらうのか？

稼ぐ人　どんな感情を持ってもらうのか？

「文章は情報を伝えるのではない。”感情”を伝えるために書くのだ」”（p136-137）

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” 公式21　傷ついたヒーラーの法則

貧す人　今まで頑張ってきたのに、もう最悪だ。

稼ぐ人　未来から見れば、これは最高の瞬間だ。

どん底のとき、【貧す人】は、まわりに語る言い訳を見出すが、【稼ぐ人】は、未来に語る物語を見出す。”（p144-145）

といった具合。各法則見開き2ページにまとめられており、要点が簡潔に整理されていて、読み進めやすいです。

考えを時代に乗せ、走らせるための・・

一度読んで本棚へ、というより、再読なり、都度気になった箇所をピンポイントでといった、読後の付き合い方になると思いますが

誰しも41の法則の中に、自分の盲点になっていたことや思考のバグを見出せるものと、

コピーライティング基礎編と合わせて、本書を用いたアイディア帳的な使い方が出来ると思います。

神田さんと言えば、購読している毎朝されるメルマガ —「仕事のヒント」神田昌典365日語録— で、

「安定」に関して・・

とのマインドセットの教授があり、印象的であったので、本の紹介と合わせて、ここに留めておきたいと思います。

 

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