お笑い芸人ナイツ塙宣之さんの
” 僕はずっと昔に、自分がぼやいているだけの談話集みたいな書籍をいつか出したいなあ、なんて雑念を浮かばせたことがありました。
で、それがあるときに出版社の方の「塙で一冊、本を作ってみたい」という雑念と巡り合って、そしていまあなたが手に取っている本書の形で現実のものとなりました。”(p138-139)
という経緯から出版に至った『ぼやいて、聞いて。』を読了。
サイン本販売情報に反応して
手元に引き寄せていた一冊。
苦難を重ねてきた人間関係
本書は
はじめに 僕はつるまない
第一章 とりあえず「人間関係」についてぼやきたい
第二章 それはそれとして「漫才」についてもぼやきたい
第三章 ついでだけど「違和感」についてもぼやきたい
第四章 なにはともあれ「雑念」についてぼやきたい
第五章 結びになりますが「言葉」についてぼやきたい
おわりに 喋ったぶんだけ聞きたいし、聞いたぶんだけ喋りたい
という章立てのもと
続きを読む ナイツ塙宣之さんがぼやいてまとめた人間関係のつまずきと反省と工夫の軌跡:『ぼやいて、聞いて』読了 →
(2022年)7月最後の週末の土曜日、朝方からタスクを終え、
まず目指す先はブックファースト新宿店で開催されるかまいたち山内健司さんの『ねこうちさん』発売記念サイン会へ。
100名規模の参加者であったと思いますが、
圧倒的な女性比率の中、30分ほど並んで遂に山内健司さんの前に立てば「男子っ」と ^^ ひと言。
この場に来た説明(=プレゼント用)をしてサインを書き上げられた後、
続きを読む 続 2022年、今年の夏は暑くなりそうだ。 →
先週末、読み始め記 ↓
をアップロードしていた本橋信宏さんの『出禁の男 テリー伊藤伝』を読了。
読了へ向け読み進めたのは
第5章 正月特番で最低視聴率、日テレ出禁
第6章 東大生の血をたこ八郎に輸血する実験で出禁
第7章 「おれ、テレビ界に革命起こしてみせますから」
第8章 『天才・たけしの元気が出るテレビ!!』
第9章 やしろ食堂のX JAPAN
第10章 土屋敏男とガンジーオセロ
第11章 プロデューサーとの乱闘で出禁寸前
第12章 不肖の弟子と再会
第13章 ねるとん紅鯨団
第14章 浅草橋ヤング洋品店
第15章 江頭2:50のグランブルー
第16章 日本共産党から出禁
エピローグ 斜視との別れ
あとがき
といった12章+α。
『天才・たけしの元気が出るテレビ!!』が伝説たり得たワケ
タイトルに絡んで「出禁」の二文字が記された章が目立ちますが、比重としては
” 「長尾さん、おれ、テレビ界に革命おこしてみせますから」”(p167)
と所属する制作会社社長に決意を示してスタートした『天才・たけしの元気が出るテレビ!!』に分量が割かれています。
” オンエアされるまではどんな手を使ってでもいいものにすること。それが伊藤班の掟だった。”(p187)
及び
” 伊藤班のADたちは常にスーパーマン並みのことを要求された。伊藤班にはノーと言ったことがなかった。”(p198)
更には
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プロフィールに私小説手法で庶民史を描くことをライフワークとしている本橋信宏さんの『出禁の男 テリー伊藤伝』を読み始めてから全16章+エピローグとあるうちの
プロローグ
第1章 斜視
第2章 運不運
第3章 スタートは制作会社の AD
第4章 ディレクターデビューは雨傘番組
まで読み終えたので、そこまでのおさらい。
昨年、本書の出版(2021年8月)を知ってから注目していて、サイン本は一旦(貰えるかどうか)保留にして、「そろそろ」と手が伸びた著書。
テリー伊藤さんをよく知る人たちの間で
” テリー伊藤は視聴者を面白がらせるには手段を選ばない。あの人ほど、視聴者を楽しませることに全力を傾ける人はいない、と人々は証言する。”(p4)
という一方、
続きを読む 本橋信宏さんが辿ったTV界に君臨した劇薬の記録:『出禁の男 テリー伊藤伝』読み始め →
ひと昔ほど前、深夜の放映を楽しみにしていたTV番組から出版に至った『怒りオヤジ 愛の説教BOOK』を読了。
Wikipediaで番組情報を検索してみると、『怒りオヤジ3』の放映期間は2005年10月から2009年3月。
断たれていた点が・・
10年以上の時世を経て「なぜ今ごろか」というと、(2022年)5月に『怒りオヤジ』のシンボルとでも言うべき立会人 及川奈央さんを目の当たりに機会があり、
有吉によるブスキャバ嬢へのおもしろ説教
YouTubeにアップロードされているこの時↑の放映回などで紹介された本書に興味を持った経緯。
ご存じのない方のために番組を紹介すると
続きを読む 伝説の深夜番組の熱気を2022年に今一度:『怒りオヤジ 愛の説教BOOK』読了 →
くりぃむしちゅー上田晋也さんが自身の40代のことを綴った前著↓
『経験 この10年くらいのこと』に続いて、
” そんなこんなで30代の頃の話。”(前書)
ということで上梓された『激変 めまぐるしく動いた30代のこと』を読了。
ジェットコースター的日常
「あれ、この前の そんな面白かったっけかな?」と(読んだのが)4ヶ月前のことで記憶があやふやになっていたところ
サイン本きっかけで入手していた本書は、
中国を仕事で訪れた際、懇意にしている飲み屋のお姉さんが北京入りしていることを知り、流れから女史の訪問を受け
” 何かお土産でも買っておいでよ。それにかかったお金、あとで渡すからさ」”(p44)
と仕事の関係で軽く時間潰しを促したところ
続きを読む くりぃむしちゅー上田晋也さんが振り返った「あっ」という間に過ぎ去った密度濃過ぎの30代:『激変 めまぐるしく動いた30代のこと』読了 →
おぼん・こぼん師匠の『東京漫才』を読了。
サイン本販売情報を見つけた後、
イラスト的なサインが決め手となり、食指が動いていた経緯。
半世紀超に及ぶ足跡。そして訪れた転機
帯に
> 奇跡の “仲直り”を果たした超絶 “不仲” コンビの自伝的お笑い回顧録
とあり、
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高田純次さんの『50歳を過ぎたら高田純次のように生きよう』を読了。
マスコミ向けに八重洲ブックセンターで本書発売に関する会見が設けられたことを知り、
「もしや・・」と思い、同店舗を訪ねたところ
狙い通りサイン本入手機会に結び付けられていた経緯 ^^
高田純次、出版会見で “純ちゃん節”が炸裂!ちょっと意外な悩みも告白
憧れられる生き方
高田純次さんのように生きたいと思っている人は有名無名問わずいることを承知しており、私も憧れる気持ちを有していますが、
本書でも、影響を受け芸能界入りした
” 普通の人は高田さんみたいに生きられない。適当に生きようとしても、現実が頭を横切りますから。”(p060)
との見方を示したアンタッチャブル柴田英嗣さんに、
” 人間って、まず頭で思って、それを口に出して言おうか言うまいか、一瞬のうちに判断する回路があると思うんですよ。
でも高田さんは間違いなくその回路が欠如してる(笑)。”(p095)
というたむらけんじさんに、一般人よりも距離が近しいであろう人たちの高田純次評を交えながら
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「冒険」に出たものだけが、大きな果実を手にすることができる