資産家向けビザ制度、見直しの方向
” オーストラリアは、同国に500万豪ドル(4億8,800万円)以上を投資する人を対象とする査証(ビザ)を見直す方向だ。
この制度は中国富裕層がビザを取得する近道と批判されており、オニール内務相は維持する理由がほとんど見当たらないと述べた。
上級投資家ビザ(SIV)は国内への資金誘致が目的で、最大5年のビザ有効期間中は投資を維持することが要件。
オニール内務相はスカイニューズ・オーストラリア・サンデーとのインタビューで、この制度を継続するメリットはさほどないと語った。
「1人当たり平均で見ると、実際にはわれわれにとって負担だ。こうした人々は一般的に人生のかなり後半、多くはビジネスキャリアの終わりに豪州にやってきて、基本的には定住してリタイアする」とし、「制度を維持する理由はあまり見当たらない」と述べた。
SIVビザを含む「ビジネス投資・革新」ビザ制度撤廃を呼び掛けている豪州公共政策シンクタンク、グラッタン研究所の昨年のリポートによると、こうしたビザを取得する人は45歳以上で英語のスキルが乏しく、生涯に利用する公共サービスのコストが支払う税金を12万豪ドル上回る傾向がある。”(出典:Bloomberg via Yahoo! JAPAN )
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9月22日を女王服喪の休日に。2022年1回きり
” オーストラリアのアンソニー・アルバニージー首相は11日、同国の国家元首を務めたエリザベス英女王を追悼し、その功績を称えるため、今年9月22日を一回きりの国民の休日にすると発表した。
首相はデービッド・ハーリー連邦総督とともに15日から訪英してチャールズ新国王に謁見。19日に開かれる国葬に参列する。帰国後の22日を休日とし、追悼式典を開催する。
また、オーストラリアでは11日、王位継承の儀式が執り行われ、チャールズ3世がオーストラリアの新しい国王(元首)に正式に就任した。
首都キャンベラの連邦議会議事堂で同日午前に催された式典で、ハーリー連邦総督が英ロンドンのセント・ジェームズ宮殿で10日発布された「王位継承の布告」を読み上げ、ハーリー連邦総督とアルバニージー首相が布告書に署名した。
エリザベス女王の死去に伴い、チャールズ3世は10日、「グレートブリテン及び北アイルランド連合王国国王」(英国王)に即位するとともに、「ヘッド・オブ・コモンウェルス」(英連邦代表)に就任。王位継承の布告がオーストラリアを含む英連邦諸国に送付されていた。
オーストラリアの国家元首の交代は、1952年のエリザベス女王即位以来70年ぶり。
オーストラリアは英国植民地だった歴史的経緯から、独立国家でありながら英連邦の一員であるため、1901年に制定された憲法の前文で、英国王を国家元首とし、国王の代理人を連邦総督が務めることが定められている。”(出典:NICHIGO PRESS )
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母親の命を救った小さなヒーロー! タスマニア州在住モンティー君がスマホのロックを解除し緊急通報
” 母親が発作を起こして倒れた! わずか4歳の息子が冷静に緊急通報。病院に搬送されて命を取り留め、「まさにヒーローだ」とオーストラリアで話題になっている。
タスマニア州ローンセストンに住むウェンディーさん(姓は非公開)は先日、自宅で発作を起こして倒れた。
その時、近くにいた息子のモンティー君が、母親のスマホのロックを解除し、000番(オーストラリアの緊急通報番号)に電話した。
モンティー君は、通報を受けたオペレーターに「ママが倒れました。飼っている犬が吠えているけど、問題はありません」などと状況を説明。
すぐに2人の救急隊員が現場に直行し、ウェンディーさんを病院に搬送した。隊員たちは、モンティー君が指示を完全に理解し、非常に冷静だったことにビックリ! 確かに4歳児なら、パニックになってもおかしくない。
命を取り留めたウェンディーさんはこう語った。「本当に誇らしいわ。息子は私の小さなヒーローです。あの子のおかげで間一髪で助かりました」 レジスタードナース(正看護師)であるウェンディーさんが、自分に何かあった時に備え、モンティー君にスマホのロックの解除方法と000番通報することを教えたのは、なんと倒れた日の前日だったという。
「何が起きるか分かりませんね。(息子に教えたことで)命拾いしました」 モンティー君には、タスマニア救急車サービスから賞状が送られた。写真はその時のひとコマ。救助に当たった隊員2人とウェンディーさん、モンティー君だ。”(出典:日刊ゲンダイDIGITAL via Yahoo! JAPAN )
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エリザベス女王死去。アンソニー・アルバニージー首相が追悼「悲しみは愛の対価」
” オーストラリアのアルバニージー首相は英国のエリザベス女王の死去について声明を発表し、「世界中が喪に服する時だ。慰めは、女王自身の『悲しみは愛の対価だ』という言葉に見いだすことができる」と哀悼の意を表明した。
ニュージーランド(NZ)のアーダン首相も「女王は、愛され、尊敬された君主だった。70年の在位期間の記録は、その証しであり、我々への献身を示すものだ。傑出していた」との声明を出した。オーストラリア、NZは英国王を共通の元首とする英連邦王国に属する。
アルバニージー氏は「女王は、我々のほとんどが知り、唯一豪州を訪問した君主だ」とし「最初の訪問から、女王陛下は我々の特別な存在になり、我々も女王陛下の特別な存在になった」と振り返った。
女王の死去を受け、豪州国会は来週から少なくとも2週間、審議を中断する。”(出典:毎日新聞 via Yahoo! JAPAN )
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アンソニー・アルバニージ首相、国葬儀で訪日を正式発表
” オーストラリアのアルバニージー首相は8日、安倍晋三元首相の国葬に出席するため、26日から28日にかけて日本を訪問すると発表した。元首相のターンブル、アボット、ハワード3氏も同行する。
豪首相府は声明で安倍氏について「自由で開かれたインド太平洋を誰よりも強く提唱し、(日米豪印による)Quad(クアッド)や環太平洋経済連携協定(TPP)のたゆまぬ擁護者でもあった」と指摘した。
アルバニージー氏の首相としての訪日は5月下旬に続き2回目となる。同氏は「安倍氏のリーダーシップのもと、豪州と日本は経済的なつながりや防衛協力を深めた」と強調した。
アボット、安倍両氏は首相だった2014年、日豪経済連携協定(EPA)に署名した。ターンブル氏は安倍氏と米国離脱後の11カ国によるTPPを推進した。
クアッドの構成国では米国が7日、ハリス副大統領が国葬に出席すると発表している。”(出典:日本経済新聞)
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2022年4~6月期GDP0.9%増。インフレ、利上げが影
” オーストラリア統計局が7日発表した4~6月期の実質国内総生産(GDP、季節調整済み)は、前期比0.9%増加した。堅調な個人消費や資源輸出がけん引した。
約20年ぶりの高水準となっているインフレが加速し、利上げに伴う負担が経済の先行きに影を落とす。
前年同期比では3.6%増だった。4~6月期、GDPの過半を占める個人消費は前期比で2.2%増加し全体を1.1ポイント押し上げた。
食品や自動車などの売れ行きは落ちたが、新型コロナウイルスの規制がゆるんだことで「輸送サービス」への消費が37.3%増、「ホテル・飲食店」が8.8%増となるなどサービス消費が活発になった。
しかし、豪準備銀行(中央銀行)はインフレ対策で利上げを急いでおり、人々の財布のひもが固くなるのは確実だ。
前期比5.5%増を記録した輸出にも懸念がある。7日に記者会見したチャーマー財務相は、中国で新型コロナ関連の規制が長引いていることへの懸念を指摘した。
中国は豪州の輸出の3割超を占める。中国経済の減速は豪州の最大の輸出品である鉄鉱石への影響が大きい。チャーマー氏は鉄鉱石のスポット(随時契約)価格が6月末から約2割下落していると指摘した。
コロナからの回復に伴う人手不足やサプライチェーン(供給網)の混乱もある。産業別の成長率をみると「製造業」は前期比1.1%減、「建設」も0.4%減だ。
統計局は製造業については一部で供給網の混乱が影響したと指摘、建設についても「事業者が労働力不足を訴えている」と説明した。
消費者物価指数(CPI)は4~6月期に前年同期比6.1%の伸びを記録した。チャーマー氏は「年末にかけて7.75%に上昇すると予測している」という。
豪準備銀行はインフレ抑制のため6日、5会合連続での利上げを決めた。政策金利は2.35%と15年初め以来の高い水準になった。住宅ローンの金利が上がり消費をさらに冷え込ませるおそれがある。
豪コモンウェルス銀行のエコノミスト、ギャレス・エアード氏はクレジットカードやデビットカードの利用分析から「消費の成長が8月を中心に鈍化している。利上げの影響が出始めている」と指摘した。
住宅調査会社コアロジックによると、8月の全国の住宅価格は前月比で1.6%減となり、1983年以来約40年ぶりの下げ幅となった。
最大都市シドニーと第2の都市メルボルンでは前年同月比でもマイナスとなった。資産の価値が下がることで、人々がモノを買わなくなる可能性がある。
英キャピタル・エコノミクスは7日のリポートで「豪州のGDPは年後半にかけて軟化する。23年前半には海外との往来再開の効果が薄れ、住宅の値下がりが投資や消費の足を引っ張るようになり、さらに成長は鈍化する」との見方を示した。”(出典:日本経済新聞 )
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硬貨に刻まれた諜報機関の暗号をタスマニア州在住14歳の少年が1時間で解読
” オーストラリア信号局(ASD)の75周年を記念して造幣局が作った50セント硬貨には、ASDが情報機関であることから、暗号の重要性や通信傍受による諜報活動の進化に敬意を表して複数の暗号が刻まれています。
「解読できた場合は連絡を」という窓口も設けられていて、タスマニア州の14歳の少年により、わずか1時間強で解読されてしまったことがわかりました。
ASDによると、硬貨には4層の暗号化が施されており、それぞれ徐々に難しくなる仕掛け。
硬貨の両面にヒントがあり、ASDのレイチェル・ノーブル事務局長によると、硬貨に施された暗号を解くような人ならASDの仕事に応募してくれるかもしれないという期待を込めて作ったものだったとのこと。
解読にあたっては、最初期のASDの職員がやっていたように紙と鉛筆で解ける暗号もありますが、難度の高いものはコンピューターが必要になる可能性もあるそうです。
とはいえ、さすがに破られるまでに発行からわずか1時間ほどで、しかも14歳の少年が達成するというのは予想外だったようで、ノーブル事務局長は「ただちに彼に会って、採用したいと思います」と語っています。
解読して出てくるメッセージは機密情報などではなく、「素晴らしく高揚するような内容」だとのこと。
なお、ノーブル事務局長は硬貨にはさらにまだ誰も解いていない第5層の暗号があることも明らかにしています。”(出典:GiGAZINE via livedoor NEWS )
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シドニー住宅競売減少、約4分の1が取り下げ
” オーストラリアのシドニーで9月第1週に競売にかけられた住宅数が前週比で10.8%減少したことが、調査会社コアロジックの調べで分かった。
暫定データでは住宅競売成約率は1週間前の56.9%から60%に改善したものの、住宅を競売に出していた売り主の23.1%が競売を取り下げたという。5日付地元各紙が報じた。
オーストラリアでは毎年、春から夏にかけて住宅の売り物件が増える傾向にあるが、オーストラリア連邦準備銀行(RBA)によるさらなる利上げが予想される中、価格の下落が顕著なシドニーを中心に、競売を取り消す売り主が増えているようだ。
一方、不動産情報会社REAグループ傘下の調査会社プロップトラックのデータでは、同期間のシドニーの住宅競売成約率は49.7%となり、昨年の9月第1週の79.2%から大きく低下した。
同社のエコノミストであるフラハーティー氏は、2年におよぶ住宅価格の高騰を経て、市場が買い手市場に移行していると指摘。
「購入を真剣に考えている買い手は依然として多いが、売却までの時間が少し伸びている。極端な売り手市場だった1年前に比べ、現在は明らかに買い手市場になっている」と述べた。
9月第1週目には、ブリスベンの競売成約率も1年前の63.6%から45.1%に低下し、アデレードは昨年の77.4%から62.1%に低下。1年前に49.8%と低調だったメルボルンでは、成約率が64.7%に回復した。”(出典:NNA ASIA )
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