失意の敗戦 ↓
から3週間。場所は同じく秩父宮ラグビー場で、第58回全国大学ラグビーフットボール選手権大会 準々決勝で
再び明治大学が早稲田大学が激突。
長きに及ぶ両校対戦の歴史を紐解いても、準々決勝で顔を合わせるのは初であったそうで、
てっきり「準決勝(2022/1/2)くらいで再戦あるかな・・」と日程を確認したところ、その気を前倒しされたという。
過ぎる3週間前、そして・・
Kick Off11:30と、大学スポーツ屈指の人気カードにしては早めの時間帯。
今回も開始早々に明治大学がトライで難なく先制。動き自体は前回の顔合わせより良い様子も、
続きを読む 明治大学ラグビー部、対抗戦の雪辱を大学選手権準々決勝で果たす →
近年では10月末にみうらじゅんさん登壇の高円寺フェストークイベントに参加して、
それよりも遥か前からの年中行事として、12月最初の日曜日には大学ラグビー関東大学対抗戦 明治大学対早稲田大学戦を観戦して「いよいよ今年も・・」といった感じで迎える年の瀬モード。
今年もコロナ対策の一環で席が間引きされる中、何とかチケット入手の幸運に恵まれ、ワクワク感携え秩父宮ラグビー場へ。
淡々と始まり、進行していったゲーム
コロナ対策か、選手入場後、両校の校歌斉唱といったヴォルテージ高められる儀式なく何となくKick Off.-
出だしは攻め込まれるも得点されることなく、敵陣に攻め入り、あっさり(といった感じで)開始6分でトライ。
この展開(=簡単に取れてしまったこと)が後々(悪い意味で)影響しましたかねー
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刀鍛冶 川﨑晶平さんの
” 虎ノ門にあった会社を辞めた後、学生時代のバイト先に転がり込み、渋谷を根城に気楽に生きていた自分に、なぜ苦行僧のような生活ができたのかは分からない。
分からないが、あの時間があったからこそ、今の自分は好きなことを仕事にしてご飯を食べていられるし、親方にも、おかみさんにも心から感謝している。
ところが、その九年間には理由の分からない飢餓感がついてまわり、それは今も消えないまま、「足りない、何か足りない」という気持ちが湧いてきてならない。
その足りないものが何か、どうすれば満たされるのか、当時のことを思い出しながら書いていけば見つかるのではないだろうか。
有り難いことに、「そんな話を書いてもいいよ」
と言ってくださる方があったので、皆様には、刀鍛冶の手の内と胸の内にしばしお付き合いいただきたい。”(p4-5)
との思いから上梓に至った『テノウチ、ムネノウチ 刀鍛冶として生きること』を読了。
刀鍛冶という職業(川﨑晶平さんの物言いでは作家)があることは長く承知していて、
明治大学卒という親近感に、サイン本販売機会 ↙️
に乗じ入手していた著書。
ひた走り刀鍛冶を目指した日々。そして・・
本書は、大きく
第一章 修行時代
第二章 刀鍛冶の今、そして未来
と、宮入小左衛門行平氏に弟子入りされ
” ドロップアウトしかけたぼくを救ったもののひとつは「空っぽ」だったことだ。何もない「空っぽ」な人間だったおかげで、二十五歳にもなって馬鹿になりきって弟子を続ける事が出来たし、真っ新な状態で親方の一挙手一投足まで吸収することができた。”(p19)
という日々に、
続きを読む 川﨑晶平さんが示した現代の刀鍛冶としての矜持:『テノウチ、ムネノウチ 刀鍛冶として生きること』読了 →
明治大学 清水克行教授著『室町は今日もハードボイルド 日本中世のアナーキーな世界』を読了。
(2021年)6月、西荻窪の今野書店で開催された
サイン会で入手していた経緯。
知られざる室町時代
本書は、小中学校の道徳の検定教科書に名を連ねた人物(二宮尊徳、吉田松陰他)の中に、清水克行教授の専門の中世が含まれていないことに、これは
続きを読む 清水克行教授に学ぶ、室町時代を生きた民のただならぬ気骨ぶり:『室町は今日もハードボイルド 日本中世のアナーキーな世界』読了 →
「今年は厳しいかなぁ、、」と、
先月(2020年11月)の慶應戦の出来が芳しくなかったことから、チケット売出日のテンションも今ひとつ盛り上がらずといったところも
今年は開始後1分で回線がつながり、指定席を確保。
行けると分かると、俄然楽しみになるもので ^^ 結果への先入観を抑え気味に迎えた当日。
天候に恵まれし、決戦の時
前日と打って変わっての晴天で、日差しも強く、12月にしては恵まれた観戦条件。
試合前恒例の校歌斉唱もなく、時節柄を感じさせられるゲーム前から
続きを読む 明治大学ラグビー部、主導権を手渡さずダメ押しも決め2年連続で明早戦を制す →
11月の声を聞き、最初の目的地は11ヶ月ぶりで秩父宮ラブビー場へ。
関東大学対抗戦 明治大学対慶應義塾大学戦。
昨シーズンは大学選手権決勝で、早稲田大学に不覚を喫した明治大学ラグビー部。
王者奪還を目指すべく雪辱を期すシーズンとなり、「どんなもんだろう・・」と、
続きを読む 明治大学ラグビー部、慶應義塾大学ラグビー部に最後の最後で逆転を喫する痛い敗戦 →
前々回、中間記⬇︎をアップロードした
丸山清光さんの『なんとかせい! 島岡御大の置き手紙』を読了。
異例の栄誉
本書は、
” 競技経験のない御大は、現在ではアマチュア関係者に適用されない競技者表彰となっている。
殿堂入りの規定は改定されていて、御大が選考された時代はアマチュア関係者も競技者表彰者の対象となった。
御大の他には早稲田で監督を務めた石井藤吉郎(水戸商)が御大の4年後に競技者表彰で殿堂入りしている。
競技をしていない者への競技者表彰は、野球殿堂の中で、後にも先にも御大だけとなった。”(p161)
という監督時代の功績を讃えられた島岡吉郎監督を、野球部員として
続きを読む 丸山清光さんが振り返った明治大学野球部島岡吉郎元監督からの教え:『なんとかせい!島岡御大の置き手紙』読了 →
明治大学野球部OBで、東京六大学野球のリーグ戦で20勝を上げた丸山清光さんが、
(当時の)野球部監督であった御大 島岡吉郎さんとの日々を振り返った『なんとかせい!島岡御大の置き手紙』が
第1通 「ここは野球部の合宿所ではない。人間修養場だ」
第2通 「野球の前にまず、人間の修養を積め」「人間力を磨け」「不得手に挑戦」
第3通 「実るほど頭を垂れる稲穂かな」
第4通 「島岡式勝利の方程式は、(技術x練習)x 元気 +その日の調子」
第5週 「同じレベルだったら下級生を使う」
第6週 「明大野球部の存在意義は早慶を倒すことにある」
第7通 「打倒江川! 江川の高めの球を捨てろ」
第8通 「グラウンドの神様に謝れ」
第9通 「旧来の陋習を破れ」「悪貨は良貨を駆逐する」
第10通 「社会に出たら労働基準法などないと思え、ひたすら働け」「一事入魂」「初月給でいい酒を買え」
返信 ー 明和寮を離れて
敬具 ー 御大に捧げる
と章立てされているうち、第7通 「打倒江川! 江川の高めの球を捨てろ」まで読み終えたので、そこまでのおさらい。
明治大学が誇る伝説
明治大学が擁した監督といえば、真っ先にラグビー部の北島忠治監督と野球部の島岡吉郎監督が、まず頭に想起される割には
続きを読む 丸山清光さんが振り返った明治大学野球部島岡吉郎元監督からの教え:『なんとかせい!島岡御大の置き手紙』中間記 →
「冒険」に出たものだけが、大きな果実を手にすることができる