「お笑い」カテゴリーアーカイブ

EXIT兼近大樹さんが描いた赤裸々、迸る若者が駆け抜けた日々:『むき出し』読了

お笑いコンビ EXITの兼近大樹さんの『むき出し』を読了。

昨年末、空き時間に書店に立ち寄った際、

出典:EXIT 兼近さんTwitter(画像はTweetにリンク)

発売直後ヒート↑していた

一冊だけ平積みコーナーで販売されていた本書サイン本

(本書)サイン本を見つけ反応、2021年最後に購入した一冊。

私小説を感じさせられるリアリティ

当初、

“「だいき! 学校どうだったの?」”(p44)

と実名と被る登場人物名に、出身地の北海道の設定に「(兼近大樹さんの)私小説?」と思いきや

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ナイツ塙宣之さんを夢中にさせた野球と漫才の醍醐味と近似性:『極私的プロ野球偏愛論  野球と漫才のしあわせな関係』読了

ナイツ塙宣之さんの『極私的プロ野球偏愛論  野球と漫才のしあわせな関係  』読了。

在宅時、TVで塙宣之さんが司会/編集長代行を務める「球辞苑」が放映されていると

たいがい見入ってしまい、番組を通じて野球愛を十二分に感じていましたが、サイン販売を知り即反応し購入。

本書は

はじめに 野球と漫才のしあわせな関係

 第1章 塙の「極私的ジャイアンツ論」

 第2章 野球と漫才のしあわせな関係

 第3章 僕と野球と、漫才と

 第4章 「塙的ベストナイン」を作ってみたらこうなった!

 第5章 芸人版東京ダービー  巨人・塙宣之 vs ヤクルト・出川哲郎「性格と芸風と、ひいきチームの不思議な相関関係」

あとがきのようなもの やっぱり、野球と漫才のしあわせな関係

との章立て(別途、おまけのあとがき特別企画1・2)に沿って、リトルリーグに入った兄の背中を追う形で始めた野球で

”  元々、運動神経が悪かったこともあったと思うけど、そもそも近視でボールがよく見えない。だから、キャッチボールすらロクにできないんです。当然、周りの子どもたちから笑われ、からかわれました。・・中略・・

子ども心に「オレ、ちょっと間違えちゃったかな・・・」って、小学生にしてすでに人生の選択を誤ったことに気づきました。

技術的に未熟だからコーチには叱られる。同級生や先輩たちには笑われる。それで、練習も2回、いや3回かな?とにかく、その程度しか通わないうちに、リトルリーグを辞めていました。

これが、人生最初の挫折でした。”(p87)

という躓きはじめも、

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ハライチ 岩井勇気さんの引力強めの日常生活に引き込まれるエッセイ集:『どうやら僕の日常生活はまちがっている』読了

前々回、中間記⬇︎

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をアップロードした、ハライチ 岩井勇気さんの『どうやら僕の日常生活』を読了。

誰でもありそうな日常をちょっと変わった角度から

その後、読み進めた中〜後半には

” 東京で一人暮らしを始めて4年半。30歳という遅さで実家を出て、墓場の隣のメゾネットタイプのアパートに住んでいたのだが、しばらく住んだこの家から引っ越すことにした。

このアパートに住んだきっかけは、部屋の内見に来た際、スピッツの『猫になりたい』という曲の歌詞の「広すぎる霊園のそばの  このアパートは薄ぐもり」という部分が、この墓場の隣のアパートに重なったことだ。

子供の頃から一番好きなバンドがスピッツだった僕は、迷いなく契約したのだった。”(p135)

の一文に始まり

” 家探しの時に、変わった家ばかり見てしまう。普通に住みやすい家では満足できなくなってしまっているのかもしれない。”(p136)

との習性から転居した

” 低層マンションの屋上で1軒だけある平屋のような家なのだ。”(p136)

で始まった新生活の模様、 その中には・・

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ハライチ 岩井勇気さんの引力強めの日常生活に引き込まれるエッセイ集:『どうやら僕の日常生活はまちがっている』中間記

ハライチ 岩井勇気さんの2冊目のエッセイとなる『どうやら僕の日常生活は間違っている』を読み始め初日で、半分程度のところ(〜p90)まできたので、そこまでのおさらい。

冒頭(「はじめに」)から

” 出版社に乗せられて、自分には文才があるんだ!  などと勘違いした芸能人風情が、小説などを書きメディアに取り上げられ、蓋を開ければ最初しか話題になっていないのに本人は作家を気取っている痛々しい例を何度も見たことがある。”(p1)

に、

” というか出版社。「2冊目に向けた連載は〜」なんて言ってきてるけど、お前ら1冊目の初版6000冊しか刷ってなかったよな?  甘く見積もっていたくせに、如実に手のひらを返してきてやがる。”(p2)

といった毒づきと前のめりな感じにまず引き込まれ ^^

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四千頭身 後藤拓実さんが綴ったゆるくもクスッとさせられる日常:『これこそが後藤』読了

お笑いトリオ四千頭身 後藤拓実さんの「小説現代」での連載をまとめた『これこそが後藤』を読了。

サイン本発売で注目を集めていた折、

出典:ブックファースト新宿店Twitter(画像はTweetにリンク)

上手くその波に乗っかれ、入手叶っていた経緯。

ちょっとずれる その感覚

本書は、エッセイ主体に特別対談で俳優のムロツヨシさんと作家の武田綾乃さんが登場。

四千頭身について

 ” ただトリオで漫才が面白い人と聞かれて、もちろんたくさんいるのですが、この人!  と即答できる人は少ないと思います。だからそのジャンルですぐに思いつかれる人になりたい欲が強まったのです。”(p57)

と、広くはお笑い第7世代と称される括りに入るようですが、そこから一線を画されたかの立ち位置。

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ダンカンさんが、お笑いに賭けた情熱が凄まじかった:『ダンカンの企画書』読了

たけし軍団でお馴染みお笑いタレントダンカンさんの『ダンカンの企画書』を読了。

(2021年)7月に購入した本を読んでいる最中、9月に買ったばかりの本をさっそく手に取ったのは・・ ↓

出典:スモール出版 Twitter(画像はTweetにリンク)

「生」企画書プレゼント企画 に参戦すべく ^^

購入は、サイン本入手情報を目にして

出典:書泉ブックタワー(秋葉原)Twitter(画像はTweetにリンク)

即反応していた経緯。

視覚を含め簡潔明瞭な企画書

本書は

  ダンカンの証言

 第1章 『痛快なりゆき番組 風雲!たけし城』の企画書

  テリー伊藤の証言

 第2章 『天才・たけしの元気が出るテレビ!!』の企画書

  そーたにの証言

 第3章 その他の番組の企画書

  水道橋博士の証言

 第4章 ダンカンのメモ帳

  あとがき

という章立て(項目)で、タイトルにある通りダンカンさん手書きの企画書主体の構成。

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テリー伊藤さんが振り返った『元気が出るテレビ!!』『浅ヤン』に賭けていた並々ならぬ思い:『アサヤンVol.21 出禁の男解禁〜蘇るテリー伊藤 アサヤン伝説』視聴記

週末入り前、Twitter内を回遊していた際「こんなイベントあったのかぁ」と、

出典:水道橋博士 Twitter(画像はTweetにリンク)

書店で見かけ興味を持っていたテリー伊藤さんを取り上げた『出禁の男  テリー伊藤伝』関連のトークイベント『アサヤンVo.21  出禁の男解禁〜蘇るテリー伊藤 アサヤン伝説』。

その時点でイベントは終了していたもののアーカイブ期間中(〜2021/9/23)であったため、さっそくチケットを購入し視聴。

TVが最も熱かった時

(テリー伊藤さん以外で)壇上に上られたのは浅草キッドの水道橋博士、既述『出禁の男 テリー伊藤伝』著者 本橋信宏さん、テリー伊藤さんの会社 ロコモーションで苦楽を共にされたディレクター高須SAN(さん)に放送作家 島津秀泰さん。

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田村淳さんが振り返ったお母様との日々、絆、思い:『母ちゃんのフラフープ』読了

ロンドンブーツ1号2号 田村淳さんの『母ちゃんのフラフープ』を読了。

サイン本販売機会に反応し入手。

サイン本販売機会に反応して、入手していた著書。

田村淳さんの本は『即動力』⬇︎以来

<< 2018年11月10日投稿:画像は記事にリンク >> 田村淳さんが説く、感じたら、まず動く=即動のススメ:『即動力』読了

3年ぶりで、本書が通算4冊目(であった筈)。これまでの著書で読み、知っていた内容が散見されるも本書は

” 病院のシャワー室に父ちゃんが行った頃合いを見計らって、母ちゃんは旅立った。”(p183)

と昨年(2020年)他界されてしまったお母さま(久仁子さん)との絆を軸に構成されたもの。

【生配信】田村淳の書籍『母ちゃんのフラフープ』記者会見ごっこ。

お母さまと強烈に結ばれた絆

小学3年生時の

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