人は過去の出来事に感情を紐付けされている
4月に参加したアンソニー・ロビンズのセミナーで、約6,000人の参加者を前にファシリテーターを務められた 大森健巳 さんのセミナーに参加。
金魚が金魚鉢の中で自由に泳いでいる錯覚しているが如く、人は過去の経験によって透明の壁を作っていて、
それを専門用語でリミティングビリーフと言うそうで、各参加者がそれに気付いて、今日以降の選択でそれに縛られない選択が行なえるように意図されたプログラム。
意思を超えて人を駆動させる2つの要素
セミナー中は、アンソニー・ロビンズのセミナーで紹介された6(シックス)ヒューマンニーズ、人間が持っている強い願望と動機を創り出す源が下記の6つあり、
1. 安定感:これが強いと動きが起こらず、成長につながらない
2. 不安定感(多様性):サプライズやハプニングで当たり外れあるが、この感覚をよく理解する事が人生を豊かにする
3. 重要感:特別でありたいと思っているニーズ。常にコントロールが効かない外部との比較が基準となるので、満足を得る事が難しい。99%の人は満たし方を誤る難しい感覚であるそうな
4. 愛/つながり:(愛に4段階有り、下記参照)
5.成長:自分を変えたい、成長したい
6.貢献:(見返りを求めず)誰かに良い事をして上げたい
人それぞれ、各6つの要素は持っていて、割合に違いがあるとの事ですが、
上位2つがドライビングフォース(駆り立てる動機)と呼ばれ、自分の意志を凌駕するパワーを持っている。
ここで大事なのは自分の動機がどれに基づいたものかを知ると同時に、コミュニケーションの相手方の要素も知って理解して上げる事が大事との事。
愛には4段階有る
愛に関しては・・
1. 人から貰う愛:赤ん坊のように、ただそこに居れば良い状態
2. 交換の愛:見返りを求めている関係
3. 見返りを求めない愛:そうしたいから、ただ与える
4.自分の事を害しうる者に対しても与える愛:一時的でなく、ネルソン・マンデラ、マザー・テレサのように常時提供出来る状態
見返りを求めないといっても、愛を与えるには相手のニーズを満たす事が求められ、受け手の事をしっかり考えるが重要。
学校で学べず、自分の意志でしか知り得ない心理領域
これらの人間の根源的な感情であったり、属性を理解して、自分で気付かぬ感情にアプローチしていく訳ですが、
こういった事を学ぶと、家庭内の事であったり、友人関係であったり、今更ながらにして学ばされる事もあり
本で読むと平坦な感じになってしまうところ、その道に長けた人からの話しは説得力に重みが感じられて、さまざま考えさせられ、軌道修正に思いを及ばされます(笑)