「Nippon:日本」カテゴリーアーカイブ

青山繁晴さんが読者に問う、日本人として新世界を切り拓く覚悟:『王道の日本、覇道の中国、火道の米国』読了

独立総合研究所の創設者で、現在は参議院議員の青山繁晴さんの『王道の日本、覇道の中国、火道の米国』を読了.-

年末、手持ちの本が切れ、「次は何にしようか」という状況から手が伸びた一冊。

当初は、2009年 初版とあり「国際情勢に関した本で7年前は・・」と及び腰になったものの

「青山繁晴さんの著書で学びを継続するにはベストタイミングかな」と購入。

表紙で色分けされた世界地図

日本人が取り戻すべき矜持、本来の地図

” この書物の赤い扉にある、日本領と中国領は、それぞれ日中の学校で教える地図とは異なっている。白い色は日本領だ。

学校で「北方領土」と教わってきた島々である択捉島、国後島、色丹島、歯舞諸島の四島が、それを不法に占領するロシアの手から離れて、ほんらいの日本領に無事に戻っている。

しかし、それだけではない。

ロシア名ではサハリンと呼ばれる樺太、その南半分と、さらに千島列島の全島も、白い色の日本領だ。”(p12)

の一文に始まり、

続きを読む 青山繁晴さんが読者に問う、日本人として新世界を切り拓く覚悟:『王道の日本、覇道の中国、火道の米国』読了

一月二日、三たび皇居で晴れやかに迎えられた新年一般参賀 参加記

ひと頃は、一月二日というと母校(明治大学)のラグビー部が出場する大学選手権準決勝戦を楽しみにしていましたが、

昨今はそこにたどり着くまで、或いは今シーズンのように手前で力尽きしまうことが多く、空白が生じる日となっていましたが、

一昨年(2015年)から皇居の一般参賀に足を運ぶようになり、

昨年二回目の模様  << 2016年1月2日投稿:画像は記事にリンク >> 天皇陛下のお言葉に身を引き締める正月、再びの新年一般参賀へ。そして感じた平穏無事に新年を迎えられることの有難み

今年で三回目。

一年に一度、この日、この地で

皇居内の敷地に足を踏み入れるなり、「あれ、いつもこんな混んでたっけ?!」といった人の多さで、

手荷物検査前の行列。例年より、俄然人出が多かった模様・・

待合所というのか、一旦セキュリティ(手荷物検査等)を通過した後に30分程度待機され、

出典:宮内庁ホームページ(画像はサイトにリンク)

当初は午前中の二回目(11:00)に(一般参賀が行われる)長和殿ベランダ前の一角に入って、

三回目(11:50)にベランダ間近に迫って・・の目算が、

ようやく動き出し、いざ宮殿へ

二回目開催の頃は足止めを強いられ、ようやく長和殿ベランダのある一角に足を踏み入れたのは三回目の10分前頃といった。

ようやく目指す先、長和殿ベランダが見えてきました ^^

サイドの中頃といった場所取りで、カメラを掲げられたり、国旗を振られると視界が限りなく制限されてしまうという状況下、

想定外の午後の初回/四回目(13:30〜)に照準を合わせることに。

続きを読む 一月二日、三たび皇居で晴れやかに迎えられた新年一般参賀 参加記

青山繁晴さんに学ぶ、沖縄戦、白梅の塔・・ ぼくらの沖縄:『ぼくらの哲学』読了

独立総合研究所創設者で現参議院議員の青山繁晴さんの新刊『ぼくらの哲学』を読了.-

先日参加したイベント↓の際、

<< 2016年12月10日投稿:画像は記事にリンク >> 青山繁晴議員の卓越性と優しさが身に沁みた:青山繁晴議員X青山千春博士トークショー&サイン会 参加記

「今度、出ますからね」との青山繁晴さんの発言を覚えていて、発売を楽しみにしていたもの。

月刊 WiLL』で連載の「澄哲録」がタイトルを付され、一冊の本として刊行されたもので、

全部で十五章あるうち九章はタイトルに「沖縄」が冠され、

” 那覇市に聳え立つ県庁はもはや沖縄県民の県庁ではない。言いにくくても言わなければならない、中国の野望の拠点からのようになりつつある。”(p218)

” 中国共産党と人民解放軍の仕掛ける銃火なき戦争、すなわち「参戦」(世論戦、心理戦、法律戦)が複雑な顔を持っていることを知らなければならない。

恐るべきことに、日本を愛するという仮面すら用いているのだ。そこから単独(孤立)防衛論や反米愛国主義という引き出しを日本の世論の深部に作り、

米軍という難敵を日本から引き剥がす工作を日々、続けている。”(p224)

といった衝撃の指摘のもと、日ごろニュース等で取り上げられる沖縄問題の背景、深層に切り込まれ、注力されています。

続きを読む 青山繁晴さんに学ぶ、沖縄戦、白梅の塔・・ ぼくらの沖縄:『ぼくらの哲学』読了

鈴木宗男、佐藤優両先生登壇の勉強会で日露関係について勉強してきた。:「東京大地塾」参加記 ②

先月↓に続いて

鈴木宗男、佐藤優両先生登壇の勉強会で日露関係について勉強してきた。:「東京大地塾」参加記

鈴木宗男代表率いる新党大地の勉強会、東京大地塾に参加。

会場は、衆議院第二議員会館。

テーマは先ごろ行われた「日露首脳会談」。冒頭、挨拶に立たれた鈴木宗男(新党大地)代表が、

冒頭の鈴木宗男代表の挨拶。

「私は大成功で終わったと受け止めている」と述べられ、

マイクを引き継いだ元外務省主席分析官の佐藤優先生も同様で、「技ありを取ったという認識でいる」と評価。

続きを読む 鈴木宗男、佐藤優両先生登壇の勉強会で日露関係について勉強してきた。:「東京大地塾」参加記 ②

青山繁晴さんが赤裸々に明かし、読者に問うた祖国、真実の日本:『ぼくらの祖国』読了

このところ著作に、講演会と私的に熱い、独立総合研究所創設者で参議院議員の青山繁晴さんの『ぼくらの祖国』を読了。

先日、読了記を上げた『ぼくらの真実』↓とは

<< 2016年12月19日投稿:画像は記事にリンク >> 青山繁晴さんが一冊の本を通じて問うた、日本人としての矜持:『ぼくらの真実』読了

” 日本の普遍を追求していくために、「ぼくらの祖国」は次の書の「ぼくらの真実」に繋がっていきました。”(p279)

という関係性。

『ぼくらの祖国』は、数ある青山繁晴さんの著作の中でも

” サインをいちばん多く求められる書 “(p267)

なる読者へのインパクトが最も強い作品のようで、上梓の経緯は

” この書を書く最初のきっかけは、・・中略・・ 若いお母さんの「子供に読ませる本、祖国を教える本がない」という訴えでした。”(p255)

であったり、

” 同胞、そして海外のひとびとにも伝えるべきを伝える(英訳版も世に問います)”(p267)

というもの。

硫黄島の知られざる史実

全編で259ぺージに及ぶ内容は衝撃的で重量感を伴い、例えば一章を割かれた

第二次世界大戦の中で最も知られる戦いの舞台となった硫黄島(いおうとう)に関して

続きを読む 青山繁晴さんが赤裸々に明かし、読者に問うた祖国、真実の日本:『ぼくらの祖国』読了

青山繁晴さんが一冊の本を通じて問うた、日本人としての矜持:『ぼくらの真実』読了

エネルギー問題や外交を専門とされ、夏から活躍の場を国政(参議院議員)に移された青山繁晴さんの著書『ぼくらの真実』を読了.-

2014年12月初版で、青山繁晴さんの代表作に入ると思われる『ぼくらの祖国』を引き合いに出され・・

” この書は、「ぼくらの祖国」という書の続編として書き始め、そして続編というより正編だと思い定めました。”(p215)

という経緯があり、

” ぼくがこの書でみんなと一緒に考えたい “(p35)

という思いから

” 拉致からこれらすべての海の事件まで、日本国民の人生や命が奪われ続けて、ただの一度も日本は反撃したことがありません。”(p41/「海の事件」に関して本書に記述有り)

” 平和を実現できないことがとっくに、胸の張り裂けるような犠牲によって実証されている憲法を、なぜ平和憲法と呼び続けるのか。

・・中略・・

もう一度、ありのままに申しましょう。世界平和を目指した憲法を作ったのではなくて、仮に日本だけを徹底的に武装解除するための憲法を作っただけです。”(p75/p79)

といった問題提起に、

続きを読む 青山繁晴さんが一冊の本を通じて問うた、日本人としての矜持:『ぼくらの真実』読了

佐藤優先生に学ぶ、アメリカ大統領選挙の影響と日露関係:『世界情勢と日本外交の課題』講演 参加記

衆議院議員の国政報告会で、元外務省主任分析官の佐藤優先生の講演会が開催されることを知り、参加。

先週↓ に続いての佐藤優先生となりましたが、

%e3%82%b9%e3%82%af%e3%83%aa%e3%83%bc%e3%83%b3%e3%82%b7%e3%83%a7%e3%83%83%e3%83%88-2016-12-04-1-32-00
<< 2016年11月25日投稿:画像は記事にリンク >> 鈴木宗男、佐藤優両先生登壇の勉強会で日露関係について勉強してきた。:「東京大地塾」参加記

今回は「世界情勢と日本外交の課題」と題され、日露関係をはじめアメリカ大統領選挙の影響に関する話題も長めに取り上げられ、

興味深く繰り出されるお話しの数々を聴講することが出来ました。

続きを読む 佐藤優先生に学ぶ、アメリカ大統領選挙の影響と日露関係:『世界情勢と日本外交の課題』講演 参加記

鈴木宗男、佐藤優両先生登壇の勉強会で日露関係について勉強してきた。:「東京大地塾」参加記

慌ただしい一週を過ごす中、自由民主党時代から辣腕を振るわれ、現在、新党大地代表の立場で多分に存在感を放っている鈴木宗男先生主宰の勉強会「東京大地塾」に参加。

img_3565
注目度の高さから100名超の開催規模。画像は参加者に配布された月刊日本と通行証。

テーマは、元外務省の主任分析官佐藤優さんを招いての日露関係。

冒頭、簡単な鈴木宗男先生の挨拶の後、程なく佐藤優さんから日露関係の最新状況のレクチャー。

img_3568
講師を務められた鈴木宗男先生と佐藤優先生.-

千載一遇の機会に正念場を迎えている日露

来月(2016年12月)にロシアのプーチン大統領を招いての日露首脳会談を控え、

北方領土問題に関して中心的役割を果たしていたとされるウリュカエフ経済発展相逮捕という衝撃的な展開は

%e3%82%b9%e3%82%af%e3%83%aa%e3%83%bc%e3%83%b3%e3%82%b7%e3%83%a7%e3%83%83%e3%83%88-2016-11-25-18-47-30
出典:ロシアNOW(画像は記事にリンク)

プーチン&ウリュカエフという領土問題解決に積極的とみられていた陣営に対して、既得権を侵害される勢力からの巻き返しとの見立て。

続きを読む 鈴木宗男、佐藤優両先生登壇の勉強会で日露関係について勉強してきた。:「東京大地塾」参加記