谷川浩司九段の『藤井聡太論 将棋の未来』を読了。
(2021年)6月下旬に聴講した
オンライントークイベントに際し入手していたもの。
その道の達人による藤井聡太論
将棋は駒の動かし方を知る程度の距離感ながら、谷川浩司九段のお名前は承知しており、
藤井聡太二冠が他の棋士と比べて、どのようなことが傑出しているのかを知りたくての読書。
第一章 進化する藤井将棋
第二章 最強棋士の風景
第三章 不動のメンタル
第四章 「将棋の神様」の加護
第五章 「面白い将棋」の秘密
第六章 AI革命を生きる棋士
第七章 混沌の令和将棋
の章立てのもと、読前の期待は、
続きを読む 谷川浩司九段が紐解く藤井聡太二冠の異次元:『藤井聡太論 将棋の未来』読了 →
週末、連夜でPrime Video内を検索し・・「生まれた時からツキに恵まれていた27歳のフランク・・」なるあらすじに興味を持った
『奇跡が降る街』を鑑賞。
幸運を発揮してきた男
ベトナム戦争から徴兵されるも適性検査時、係官との軽い受け答えが引っかかり不合格。恋人の兄弟から刺されるも、運良く腫瘍が見つかり早期発見、快方へ。重大局面で、一見不幸と思われたことが、悉く幸運になっていく巡り合わせ。
失業保険の受取日が休日のため換金に訪れた質店で、条件として10ドルの買物を促され、
続きを読む 1枚の宝くじが引き起こすどん底と絶頂の果て:映画『奇跡が降る街』鑑賞記 →
久々、書店のオンラインイベントで ↙️
将棋棋士 谷川浩司九段による『藤井聡太と将棋の未来』と題されたトークイベントを聴講。
藤井聡太棋士の凄みとは?
藤井聡太二冠(2021年6月時点)の華々しい活躍を報道番組等で見ていて、史上最年少名人位獲得された谷川浩司九段による評価、またイベント対象書籍『藤井聡太論 将棋の未来』のサイン本入手機会に魅力を感じ参加(購入)。
詳しい内容は、その権限がないので概括的に止めますが、
続きを読む 谷川浩司九段が紐解く藤井聡太二冠の異次元と、これからの将棋:『藤井聡太と将棋の未来』聴講記 →
週前半に、中間記⬇︎
をアップロードしていた吉川浩満さんの『理不尽な進化 増補新版』を読了。
その(中間記)後、読み進めた 進化生物学者スティーヴン・ジェイ・グールドの理論的貢献などについて考察を深めた
終章 理不尽にたいする態度
は、それまでの難度が一、二段上がった感じで、章の全体像を掴むには至らず、
” 大事なことは、運というものが、徹頭徹尾、人間にたいして求心的に働く概念であり、人間的要素そのものである点だ。”(p363)
に、
” ここで大事なことは、ふだん私たちは正気や常識や慣習によってこの偶発性をつねに乗り超えているということであり、しかし同時にその乗り超えに失敗することもあるということだ。”(p369)
といった部分的な理解に軽度に刺激を得るような形に。
斬新なる斬り口、呼んだ反響
巻末の「あとがき」を読むと
” 本書の単行本を刊行して六年半が経った。・・中略・・ まず、幸いにも予想をはるかに超える数の読者ー ・・中略・・ また、いくつもの大学や大学院の入試問題に使用された。”(p442)
と、例のないアプローチから批判を含め大きな反響を呼びながら
「解説」を記された養老孟司先生によると
” 進化論の面白さはどこにあるか、なぜそれが専門家の間でも極端な論争を呼ぶのか、本書はみごとに説明する。近代の欧米思想史にもなっている。
・・中略・・
私は近年ここまでよくできた思想史を読んだ覚えがない。”(p448)
との絶賛のされようで、タイトルから関心を抱かれた方に、当該分野に親しみのある方々には、相応の読み応えを提供してくれるものと考えます。
文筆家、編集者 吉川浩満さんの『理不尽な進化 増補新版』を読み始め
序章 進化論の時代
第一章 絶滅のシナリオ
第二章 適者生存とはなにか
第三章 ダーウィニズムはなぜそう呼ばれるのか
終章 理不尽にたいする態度
文庫版付録 パンとゲシュタポ
等、章立て(別途、まえがき、あとがき 他)されているうち「第三章 ダーウィニズムはなぜそう呼ばれるのか 」まで読み終えたので、そこまでのおさらい。
サイン本販売現場に遭遇し、
内容への興味を刺激され、触手を動かしていた経緯。
絶滅に追いやられた生物の歴史
冒頭の「まえがき」で、
” 私たちはふつう、生物の進化を生き残りの観点から見ている。進化論は、競争を勝ち抜いて生存と繁殖に成功する者、すなわち適者の条件を問う。
そうすることで、生き物たちがどのように姿形や行動を変化させてきたかを説明する。そこで描かれる生物の歴史は、紆余曲折はあれど、サクセスストーリーの歴史だ。
しかし本書は、それとは逆に、絶滅という観点から生物の歴史をとらえかえしてみようと提案する。敗者の側から見た失敗の歴史、日の当たらない裏街道の歴史を覗いてみるのである。”(p7)
や
” 本書の主目的は、進化論を解説したり評価したりすることよりも、進化論と私たちの関係について考察することにある。
いいかえれば、進化論を通じて私たち自身をよりよく理解しようとする試みである。”(p9)
など本書の試みについて示され、(第一章以降の)本編で
続きを読む 吉川浩満さんが紐解いた絶滅の観点からの生物史:『理不尽な進化 増補新版』中間記 →
先週末の締め、多少体力的に余力のあるところ「何かあるかな?」とPrime Video内を検索すれば・・
タイトルから想像される内容に、48分の尺に「こんな感じかな」と、『世界沈没』を鑑賞。
What if…
イギリスのBBCの名が冠された作品ということでの信頼でしたが、
続きを読む BBCが放映した世界の最期、4つのシナリオ:映画『世界沈没』鑑賞記 →
週末の締めは、前夜「何かあるかなぁー」とPrime Video内を検索した折
バチコ〜ン!と、TOP画面に表示された『星の王子ニューヨークへ行く 2』を選択。
懐かしや〜 の全盛期
Eddie Murphy:エディ・マーフィーは、映画館に頻度高く足を運ぶようになった頃が、(エディ・マーフィーの)全盛期と重なっていた感じも
代表作『ビバリーヒルズ・コップ』などハマった感じないところ『星の王子 ニューヨークへ行く』はハマったように記憶していて楽しみに鑑賞。
王子から王に即位。そして・・
・・といっても、見始めてから早々に前作の『星の王子 ニューヨークへ行く』のディテールが頭に残っていないことが判明 ^〜^;
続きを読む エディ・マーフィーが演じた王子から王に即位して直面した葛藤:映画『星の王子 ニューヨークへ行く 2』鑑賞記 →
日曜夜、時間のあるところamazon prime内を「何かあるかな・・」
と、検索したところ『空母いぶき』がヒット。
ロードショー時から本作について承知していて、あらすじを改めて確認して・・「これだ!」と。
沖ノ鳥島の西方450キロ、波留間群島初島に国籍不明の武装集団が上陸、わが国の領土が占領されたのだ・・
続きを読む 映画『空母いぶき』で描かれた周辺有事の緊迫感 →
「冒険」に出たものだけが、大きな果実を手にすることができる