橘玲さんの『(日本人)』が半分過ぎ(52% 善悪二元論とルール原理主義)のところまで来たので、前半の振り返り。
本書が刊行された経緯に関して
” 私たちは日本人である以前に人間(ヒト)である。人種や国籍にかかわらず、ヒトには共通の本性がある。
だとしたら「日本人性」とは、私たちから人間の本性を差し引いた後に残ったなにものかのことだ。
私たちは、自分自身を他人の目で見ることはできない。
「日本人は特別だ」という思い込みだけがあって、どのように特別なのか、その客観的な評価を意識したことがない。 ・・中略・・
国家の権威が大きく揺らいでいるいまこそ、私たち一人ひとりが、
自立した自由な個人として、正義や幸福や社会、そしてなによりも未来について考えてみるべきなのだ。” (1-2%/百分率は紙の本でいうところのページ数に相当/以下同様)
という問題提起のもと、様々な見地、引用文を用いて語られている橘玲流「日本人」論。