作家 竹田恒泰さんが、主筆を務められている『国史教科書』こと『中学 歴史 令和2年度文部科学章検定不合格教科書』を読み始め
「第一章 神代・原始」から「第四章 近世 戦国時代」まで読み終えたので、そこまでのおさらい。
ターニングポイントを迎えた第3弾
令和2年度版は教科書シリーズ第3弾となり、
手に取ったのも3年連続。
最初書店で目にした時に「大層ぶ厚くなったなぁ」なんて思い、開いてみれば
続きを読む 竹田恒泰さんが思いを込めた日本人のための教科書:『国史教科書』(中学 歴史 令和2年度文部科学省検定不合格教科書 )中間記 →
先週、読み始め記 ⬇︎
をアップロードした、伊東潤さんの『もっこすの城 熊本城築城始末』を読了。
加藤清正に尽くした恩義
話しのハイライトとして、
“「この城を ー、この『もっこすの城』を築くのだ」”(p379)
と、タイトルにもある通り熊本城築城が本書の主人公 木村藤九郎秀範の創意工夫があったからこその我々が知る姿に築き上げられていったこと分かりますが、
話し全体で通底しているのは、
続きを読む 伊東潤さんが描いた熊本城を託された男の生きざま:『もっこすの城 熊本城築城始末』読了 →
作家 伊東潤さんの『もっこすの城 熊本築城始末』を読み始めて
プロローグ
第一章 蛇目紋の家
第二章 反骨の地
第三章 日之本一之城取
第四章 天下静謐
と章立てされているうち「第一章 蛇目紋の家」を読み終えたので、そこまでのおさらい。
(2021年)4月に読んだ『覇王の神殿 日本を造った男・蘇我馬子』に
惹き込まれた経緯から「また何か、伊東潤さんで・・」と思っていた折、
サイン本入手機会に遭遇し、手元に引き寄せていた経緯。
肥後を託された命運
冒頭(プロローグ)、本能寺の変直後の混乱に始まり、一連の過程で安土城を守るため命を賭した父を失った長男(木村藤九郎秀範)が、
続きを読む 伊東潤さんが描いた熊本城を託された男の生きざま:『もっこすの城 熊本城築城始末』読み始め →
小説家 伊東潤さんが、蘇我馬子の生涯を描いた『覇王の神殿』を読了。
Twitterでサイン本が稀少である旨が流れてきて、
サインが書かれている動画を見ているうち
「サイン本、買えたら(読んでみよう)」の思いに至り、売場を往訪した際、
” 馬子、推古大王、聖徳太子らが目指した理想の軌跡を辿る “
なる帯から想起させられる内容に「日ごろあまり感じないロマン(のようなものを)感じ、最後の一冊で売り出されていたサイン本との巡り合いから
手元に引き寄せていた著書。
父から子へ託された仏教国への悲願
近年、日本史への興味を強くしているものの、もっぱら対象は近現代史で
本書の主人公 蘇我馬子は、名前は頭に入っていたものの「教科書の最初の頃に出ていたなぁ」という程度。
序盤、
続きを読む 伊東潤さんが描いた、古代日本に理想国を造り上げた者たちの軌跡:『覇王の神殿 日本を造った男・蘇我馬子』読了 →
先週、中間記⬇︎をアップロードした
竹田恒泰さんの『中学歴史 令和元年度 文部科学省検定不合格教科書』を、その後、読み進め最終頁(現代+α)まで読了。
教科書という体(裁)だと、例えばストーリー調で書き上げられた歴史本などと比較して、頭に入ってきづらい部分は感じながらも、ざ〜っと日本史の要諦に触れられ、ところどころ興味刺激された部分に繰り返し目を通したり、といった読み方。
書くべきを明確に
本来は、昨年版⬇︎との書きっぷりの比較や
現行教科書との違いを比べたりといった読み方で、更に内容を深掘り出来ると思うのですが、
続きを読む 竹田恒泰さんが思いを込めた日本人のための教科書:『国史教科書』(中学歴史 令和元年度文部科学省検定不合格教科書 )読了 →
明治天皇の玄孫で作家 竹田恒泰さんの『中学歴史 令和元年度 文部科学省検定不合格教科書』を読み始めて
第一章 神代・原始
第二章 古代
第三章 中世
第四章 近世
第五章 近代
第六章 現代
と章立て(別途、検定審査不合格理由 等)されているうちの 第三章 中世まで読み終えたので、そこまでのおさらい。
昨年(2019年)に続いての竹田恒泰さんの
教科書化(採用)へ向けた取り組みの第二弾。
(2020年10月時点)後続の第三弾の回答も得られているはずも、公表は来春まで行えないとのこと。さて・・
封印された建国の経緯
巻頭の「刊行に寄せて」で、
続きを読む 竹田恒泰さんが思いを込めた日本人のための教科書:『国史教科書』(中学歴史 令和元年度文部科学省検定不合格教科書 )中間記 →
先週末、サイン会に参加した
経済評論家上念司さんの『経済で読み解く日本史 <平成時代> 』を読了。
タイトルに「経済」が冠され、全302ページに及ぶボリュームから当初1週間程度の読書期間を想定していたものの、書かれている文章の読み易さから3日間で最終ページまで到達。
要点を端的明瞭に
読み易さというのは、
” 実は、平成になって変わったのは日本の構造ではなく、日銀の金融政策だったのです。そして、それに追い撃ちをかけたのが大蔵省の総量規制でした。
変わったのは社会の「構造」なのではなくて、経済政策なのです。敢えて言えば経済政策の変更によって経済環境が大きく変わった。
あの時代に生きた人が誰一人「構造」の変化に気付かなかった理由はまさにここにあります。”(p123)
或いは
” 郵政民営化の本当の理由は簡単です。あのまま続けたら郵貯は破綻し多額の国民負担が発生する可能性が高かった。それだけです。”(p135)
続きを読む 上念司さんが紐解いた「失われた30年」その実態:『経済で読み解く日本史 <平成時代>』読了 →
作家 百田尚樹さんとジャーナリスト 有本香さんの共著『「日本国紀」の天皇論』を読了。
百田尚樹/有本香 産経新聞出版 2019年10月15日
お二人の共著といえば、
年初に読んでいた ⬇︎
がありましたが、本書は
” 私は『日本国紀』(幻冬舎)を執筆中、日本という国のことを考え続けました。私たちの国はどうしてできたのだろう。
国の形はどういうものだろう。国の核はどこにあるのだろう。そして人々を支えているものはなんだろう、と。
古代から現代までの歴史をめぐる旅を終えた時、見えてきたものがありました。それは日本という国は、天皇を中心とする家族のような国家だったということです。”(p4)
という百田尚樹さん執筆の「まえがき」に始まり、刊行に至った背景を有本香さんが
” しかし実は、『日本国紀』の最大のテーマであった「天皇」については語らずじまい。なぜなら、それはあまりにも大きく重く、かつ深いテーマだからでした。”(p254)
と「あとがき」で述べられており、その「あまりにも大きく重く、かつ深いテーマ」に果敢に斬り込まれた著書。
天皇陛下と日本、日本人
本編は、主にお二人の対談によって進行していきます。内容の一部を抜き出すと、
続きを読む 百田尚樹さんと有本香さんが導き出した「天皇とは何か」への解:『「日本国紀」の天皇論』読了 →
「冒険」に出たものだけが、大きな果実を手にすることができる