「歴史」カテゴリーアーカイブ

春日太一さんと火野正平さんが語った、役者道、俳優たち、カメラの向こう側の舞台裏:春日太一 x 火野正平 トーク&サイン会 参加記

映画史・時代劇研究家 春日太一さんと俳優 火野正平さんのトーク&サイン会(サイン会は春日太一さんのみ)に参加。

火野正平さんが登壇されるレアな機会でもあり、満席に。

春日太一さんの新著『すべての道は役者に通ず』刊行記念として開催されたもので、

同署に火野正平さんも23名の中の名優のお一人として登場。

本イベントへの参加動機は(2018年)9月に読了していた『美しく、狂おしく  岩下志麻の女優道』が印象的であったので、

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「(著者の)春日太一さんのサインも欲しいなぁ」と思ってのこと。

開演前の舞台 *開演中の撮影は禁止

火野正平さんについては、お名前は承知していたものの、出演作というよりは

浮き名を流されているイメージの方が強く、実際のその辺りはトークで

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春日太一さんが迫った、岩下志麻さんの華麗ではない挑戦つづきであった女優道:『美しく、狂おしく 岩下志麻の女優道』読了

時代劇・映画史研究家 春日太一さんが、女優 岩下志麻さんの軌跡に迫った

『美しく、狂おしく  岩下志麻の女優道』を読了。

岩下志麻の出演作はさっぱり追えていないものの、春に開催された本書の刊行記念イベントに

出典:Sponichi Annex(画像は記事にリンク)

出遅れたことが、ずっと引っかかっており、

入手した本に書かれていたサイン

約半年遅れでサイン本入手という展開に恵まれ、さっそく読み始めた経緯。

女優になる気はなかった・・

話しは幼少の頃から、

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青山繁晴議員が問う硫黄島、そして日本人:『ぼくらの死生観 ー 英霊の渇く島に問う』読了

青山繁晴参議院議員の『ぼくらの死生観 ー 英霊の渇く島を問う』を読了。

かつて出版された『死ぬ理由、生きる理由 ー 英霊の渇く島に問う』が新書化され、

そこに書き下ろしの原稿(「この書が新書として再生する朝は、こころの晴れ間です」)が約120枚が加えられたもの。

本書が書き上げられた発端は、大型客船にっぽん丸を運航している商船三井から

” いつか、にっぽん丸の小笠原クルーズの行き先に硫黄島を加えて、ぼくの話を乗客に聴いてもらいたいという願いを、

この智子さん(註:商船三井社員)が深められて、粘り強く上司らとの話し合いや商船三井客船へのプレゼンテーションを重ねてきたうえでのオファーだったのでした。”(p22)

青山繁晴参議院議員(当時、株式会社独立総合研究所社長)の下にオファーが舞い込み、

主に、硫黄島に関する船上での講演『硫黄島を考える講演会付きのクルーズ』の模様が文字起こしされたもの。

硫黄島の真実

硫黄島(いおうとう)とは、

” 日本はそれまでの2千年をはるかに超える永い歴史で初めて、国土の一部を外国に占領されました。”(p16-17)

という日本史においての位置付けを担い、そこでは

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山内昌之さんと佐藤優先生に学ぶ、日本史を軸に考える世界史:『大日本史』読了

先日、中間記をアップロードした

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歴史学者 山内昌之さんと佐藤優先生の『大日本史』を読了。

後半は、

 第五回 満州事変と天皇機関説

 第六回 二・二六事件から日中戦争へ

 第七回 太平洋戦争 開戦と終戦のドラマ

 第八回 憲法、天皇、国体

という内容で、「(やっぱり)難しかったなぁ・・」というのが、実際のところでしたが、

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山内昌之さんと佐藤優先生に学ぶ、日本史を軸に考える世界史:『大日本史』中間記

歴史学者山内昌之さんと元外務省主任分析官で作家の佐藤優先生共著の『大日本史』で

全部で第八回まであるうちの第四回まで読み終えたので、そこまでのおさらい。

本を開いて最初の「まえがき」で

” この『大日本史』は、日本史を軸に世界史を考え、日本史との関連で世界史を理解する人びとの参考になることを願っている書物である。

具体的には二〇二二年年度から実施される高校の学習指導要領に入る新必履修科目「歴史総合」の発展に貢献したかったのである。”(p3)

という出版背景のもと、

第一回 黒船来航とリンカーン

 第二回 西郷と大久保はなぜ決裂したのか

 第三回 アジアを変えた日清戦争、世界史を変えた日露戦争

 第四回 日米対立を生んだシベリア出兵

 第五回 満州事変と天皇機関説

 第六回 二・二六事件から日中戦争へ

 第七回 太平洋戦争 開戦と終戦のドラマ

 第八回 憲法、天皇、国体

といった章立てで構成。

文脈で捉える史実

本書は、山内昌之さんと佐藤優先生の対談で進められていきますが、全体的に「レベル高いなぁ」というのが今のところの感じで

比較的、理解が進んだ第四回から抜粋すると・・

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櫻井よしこさんに学ぶ、日本が歩んできた歴史の真実:『日本の敵』読了

先日、中間記↓をアップロードした

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ジャーナリストの櫻井よしこさんの『日本の敵』を読了。

遺されるいる「武器」

本の最後、「文庫版あとがき」で

” 私たちの手にある「武器」は事実のみである。だが私たち日本人は余りに歴史の事実に無関心であり続けてきた。

中国や韓国、はたまた国内の反日・左翼的な人々にとって、日本人はこの上なく好都合な油断だらけの人々であったようだ。

日本人の無関心と無知を利用して、彼らは歴史を捏造し歪曲して、事実無根の非難を日本に浴びせ続ける。

だが、そうしたことはもう終わらせよう。私たちが事実を探りあてて反論しよう。

この書からもわかっていただけるように、私だけでなく、少なからぬ人々ができる限りの言論活動で情報発信してきた。”(p350-351)

という読者への警鐘、呼びかけが記されており、本文の中では朝日新聞の慰安婦報道を巡る一連の姿勢、例えば

” 「日中戦争や第2次大戦の際、『女子挺進隊』の名で戦場に連行され、日本軍相手に売春行為を強いられた『朝鮮人従軍慰安婦』のうち、

1人がソウル市内に生存していることがわかり、『韓国挺身問題対策協議会』が聞き取り作業を始めた」

この女性、金学順氏は女子挺身隊の一員ではなく、貧しさゆえに親に売られた気の毒な女性である。

にも拘わらず、植村氏は金氏が女子挺身隊として連行された女性たちの中の生き残りの一人だと書いた。

一人の女性の人生話として書いたこの記事は、挺身隊と慰安婦は同じだったか否かという一般論次元の問題ではなく、明確な捏造記事である。

それを朝日は、当時、両者の違いは判然とせず、植村氏は「誤用」したと説明する。

一般論に薄めて責任逃れを図る。これでは「批判に真摯に耳を傾ける」などと言う資格はない。

日本のメディア史上、これほど深刻な濡れ衣を日本に着せた事例は他にないだろう。

それでも、朝日は居直り、自らを被害者と位置づけ、自己防衛に走る。

朝日が終わりだと確信する理由は、この恥ずかしいまでの無責任さにある。”(p287-288)

外務省の

” 「外務省には、拉致被害者が犠牲になっても致し方ないという方針が従来からあります。

2002年平壌宣言を出した当時の国会論議で、たった10人の(拉致被害者の)ために日韓国交正常化が遅れるという声が外務省高官から出ました。

国会議員の中にもそれ(拉致よりも国交正常化優先)で行こうという動きがありました。蓮池さんら5人が帰国するまでそうでした」”(p305)

不作為や姿勢などについて厳しく糾弾されています。

日本、日本人を辿る地道だけど大切なこと

全編356ページに及ぶボリュームで、本書を読んで知らされ、考えさせられた箇所が点在し、

特に日中関係、日韓関係について無知であることを知らしめられました。

これらに関することの多くは自然と学習できる類のものではなく、

自らが興味を持つことによって(様々な立場の文献に触れ)学んでいけるものだということも、本書を読んで実感したことでもあります。

櫻井よしこさんに学ぶ、日本が歩んできた歴史の真実:『日本の敵』中間記

ジャーナリストの先週から櫻井よしこさんの『日本の敵』を読み始めて、

全6章あるうちの第3章まで読み終えたので、そこまでのおさらい。

日本の深層

第1章 本当の敵を見極める眼力を持て

第2章 中国と韓国には堂々と対峙せよ

第3章 正しく歴史を知れば国力は強化される

第4章 朝日新聞は廃刊を回避できるか

第5章 朝日の凋落が始まった

第6章 これからの日本を創るために

という章立てで、櫻井よしこさんが本書で言わんとされようとしていることは、第1章前の「はじめに」で

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百田尚樹さんが、新書に込めた危惧する近未来と反戦への切なる思い:『戦争と平和』読了

百田尚樹さんが、ご自身で「真面目に真剣に書いた反戦論の本」

出典:百田尚樹公式Twitter(画像はツイートにリンク)

と思いを込められている『戦争と平和』を読了。

本書については巡り会いがなく、(出版から)約2ヶ月を経過しての購入。

 第1章 ゼロ戦とグラマン

 第2章 『永遠の0』は戦争賛美小説か

 第3章 護憲派に告ぐ

という三章立て。

日本人と戦争

第1章の前の「まえがき」で、

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