「歴史」カテゴリーアーカイブ

池間哲郎さんに日本の真実の歴史を学ぶ「日本塾」第2回

 

日本の真実の歴史を学び、「日本を愛し、日本人の誇りを持つ」とのコンセプトで開催されている池間哲郎さん主催の日本塾の講義に参加。今回は8月に続いて、2回目。

>> 「日本を愛し、日本人の誇りを持つ」を訴える「日本塾」の初回講義へ行って来た <<

IMG_5930

 

知られざるラオスと日本の関係

今回の講演のテーマは「日本の成り立ち、古事記と皇室」。なお、主催の池間さんは NPO法人アジアチャイルドサポートを運営され

寄付等を通じて得られた資金で、アジアで恵まれない地域に学校を創設される運動を行なわれています。

講義では、運営を通じてご経験された生々しい話しを聞ける場でもあり、

前半は、ラオスでの活動のフィードバック。聞けば、謙虚さを持つ心など、外国の中で日本人に最も近いメンタリティを持つ国民性との事。

アジア最貧国に位置付けられ、ラオスで見られる光景は100年前の日本の地方の農村地帯と形容されるそうな。

水道の蛇口を捻り、出てくる水は赤茶けており、飲んで一発で命を落としてしまう児童も少なくなく、それは風邪を引いただけでも同様の結果を招き得る。

児童に割り当てられた1食当たりの予算は僅か20円。それも昼食と夕食のみ。学校で昼食を告げる鐘が鳴らされると、我先にと食べ物にありつき、さながら争いが行なわれているかの光景が見られる状況。

領土内では米軍の容赦なき空爆により、至る所に不発弾が散在してる状況で、国の発展を妨げている。

そういった環境下、池間さんが現地の人たちと浸食を共にして、限られた予算で学校を建て、子どもたちに学童用具一式を与えた時にみられる笑顔が何よりも活動の原動力になっているとのお話し。

実際、写真を目の当たりに出来る機会に恵まれましたが、日本の現状とは比較にならない状況で、子どもたちの眩しいばかりの笑みに考えさせられました。

また、日本軍が現地に80kmの「日本道」と呼ばれる道路を造成した事実がありながら、当時を知るラオス人が80歳以上の高齢に達しており、真実が伝承されない状況も進行しており

池間さんは現地でのヒアリング、日本人らしからぬ風貌からその時代を知る人々から日本軍についての印象を聞いて回っているそうですが、否定的な反応は全くなく、非常に感謝されているとの事。

報道で知る限り、アジア諸国の中で日本の存在感を発揮出来ないでいる中、前回紹介したパラオでの事例と並んで、かつての我々の祖先が行なった善行は後世にもバトンタッチしていきたいですね。

問われる「日本って、どういう国?」の答え

後半は、日本神話と皇室について。池間さんが海外に出て行くと、「日本って、どういう国?」との質問をぶつけられる事が多いそうで

池間さんは、日本国旗の説明から入り、漢字の意味を教えて、「太陽の国」「太陽の子孫」である旨に言及されるそうな。

池間さんが鳴らす警鐘は、「地球人」と「国境が無くなった」といった表現で一括りにされてしまう事。

日本人が一人一人、日本人としてのアイデンティティを持っていないと、発せられた疑問には答える事は出来ない。

神話に始まる「日本」

国民が自国の建国の歴史を知る事で、国に対する誇りを持てる礎となり、日本人には国の成り立ちが理解されていない。

その事が国歌、国旗を愛さなくなってしまう状況を招いている。

確かに今回、講義室に入った際、壇上脇に国旗の掲揚があり、無意識に身構えてしまうような心の動きがあり、(自分の国の国旗なのに)この条件反射(摺り込み)の正体って何だろうなと。

IMG_5932
昔は祝祭日になると玄関先などに国旗が棚引く光景も一般的でしたが、現在はまず見られなくなりましたね。

また、日本人が知らない事として「世界最古の国」としてギネスブックに認定されているのは「日本」で

なぜか英語版にその記載があるものの、日本語版には無いそうな・・。

国の成り立ちを学ぶ上では、その国に伝わる神話を疑わない事が前提で、日本の場合、美化された内容でなく、非常に人間らしい描写で綴られているのが特徴だそうな。

講座では、イザナギ(男神)、イザナミ(女神)に始まり、天照大神、ツクヨミ、スサノオといった日本史を語る上で重要な神々など、時間を割かれ説明が有りました。

日本独自の皇室と国民の関係性

皇室に関する話題では日本が敗戦を受け容れ、他国では敗戦国の国家元首は民衆によって処刑されるなどの事が通例であるものの

昭和天皇は日本全国を廻る巡幸で、時として群衆の中をかき分けて歩を進める状況を迎えながらも、国民との間に衝突がなかった。

この事はGHQほかに象徴的な出来事として移ったようで、また、天皇家が約1,000年もの間、居住した京都御所の壁の低さも

王室と民衆が対峙し、高い城壁に守られていたり、地勢条件的に配慮された場所に居を構える事が一般的な事と比較すると

国民と皇室の距離を示す世界的に珍しい間柄であるとの事。この事は「大御宝」(天皇→国民)/「大御心」(国民→天皇)といった言葉で語られている側面もあるそうな。

IMG_5935
講義が終わって、池間哲郎先生と

自国の歴史と向き合う機会

上記、今回、初めて耳にする話しが多く、正しく理解出来ているか自信ないところもありますが

受け身でいると、このような側面で日本史、特に近現代史については学べる事は無く、自分が生まれ育っている「日本」という国の真実、魅力について、学べる貴重な機会となっています。

なお、前回も書いた通り、池間さんは、ご自身の歴史観を押し付ける意思は毛頭なく、むしろ「池間哲郎を疑え」の視点も推奨し

日本人の一人一人がしっかり自国の歴史について学ぶ事の大切さについて説かれています。

自分自身にとっては、この半年(日本塾のプログラムは2015年1月迄)が、その機会になりますが

学びが深まるにつれ、誇れる事、反省すべき事、両面からしっかり歴史観を体得したいとの思いを強くするに至りました。

IMG_5940
重いテーマを扱った講義後の懇親会は、総勢50名の方と明るく未来の話しを
IMG_5939
参加者の熱い思いも語られる場も

 

池間哲郎さんが、日本人の知らない、誇らしい日本をたくさん教えてくれた一冊:『日本はなぜアジアの国々から愛されるのか』読了

『日本はなぜアジアの国々から愛されるのか』を読了。

>>  アジアで感謝されている日本を学ぶ:『日本はなせアジアの国々から愛されるのか』読み始め  <<

表に出ない、出れない?日本、日本人である事を思うDNA

本の中で・・

” 不思議なことに日本では、「祖国を愛している」と言うだけで、「ネトウヨ(ネット右翼)」「右翼」と言われてしまう。 自分の国を愛するのは当たり前。家族を守るのも当然。国旗を掲げ、国家を斉唱することに躊躇することは何もない。” (p166-167)

と書かれていて、これ正しく自分の心の動きと一緒で、何か周囲で「国」について特定の言動が有ると 自動的に「右」だの政治的思想に絡めて分類してしまう思考回路があって、 「日本塾」に参加している自分自身についてでさえ、それに類する動きをしているのではないかとの(自分の行動を素直に全面的に受け容れられない)感覚を抱いてしまいます。

>> 「日本を愛し、日本人の誇りを持つ」を訴える「日本塾」の初回講義へ行って来た <<

サッカーの日本代表であったり、オリンピックで自国の選手を応援する事は当たり前の事なのに、 その対象が殊、国となると、議論の難しさであったり、何と無しに抵抗感を抱いてしまう事は多くの人に感じられることではないでしょうか。

世界4位の体積を持つ日本

この本では、日本がアジア諸国で行なってきた善行であったり、好感を抱かれている実情についてページが割かれているのが主ですが、例えば・・

” 日本人は、「自分たちの国は小さい」と思っている方が多いが、それは間違いである。確かに国土だけをみると61位。それでも大きなほうだが、 海を入れると、なんと「世界6位」の超大国なのだ。日本の排他的経済水域(漁業管理権、海底開発権、海洋調査権を持つ)面積は実に447万km2もある。 ・・中略・・ さらに体積(「海の広さ」x 深さ)にすると、世界で4番目に大きくなる、とてつもない大国だ。” (p176)

世界で初めて「人間は平等」を世に問うた日本

” 世界で初めて、「すべての人間は平等である」と宣言した日本に、私(池間哲郎さん)は誇りを持っている。 世は人種差別の真っ只中。有色人種は人間ではないとい言われていた時代に、「毅然として立ち向かった」国家が私たちの日本である。 大正8(1919)年4月11日、フランスのパリ講和会議国際連盟委員会において、「すべての人間は平等である」との「人種差別撤廃提案」を日本が世界で初めて出した。” (p147)

ヘレン・ケラーのメンターは日本人だった

” 三重苦の世界の偉人、ヘレン・ケラーを知らない日本人は、ほとんどいないだろう。一方で、彼女の心の支えが日本人であったことを知っている日本人も、ほとんどいないだろう。 ヘレンの母親は、「日本には目が見えないが血のにじむ努力を重ね、立派な学者になった塙保己一先生(江戸時代末期の国文学者)がいました。アナタの人生の目標にしなさい」と常に彼女に言った。 ヘレン・ケラー自身も昭和12(1937年)に来日した際には、「私が辛く、苦しく、くじけそうになった時に支えてくれたのは塙先生です。先生が人生の目標でした」と語っている。” (p218-219)

” また、その時、日比谷公会堂でヘレン・ケラーに、「口で作った日本人形」をプレゼントした中年の日本女性がいた。贈った女性は、中村久子さん。 3歳の時に凍傷がもとで突発性脱疽となり、両手両足を切断。見世物小屋で「だるま娘」として継父から身売りされるなど、 幾多の絶望的な苦しみを乗り越え、素晴らしき人生を全うした女性。 ヘレン・ケラーは中村久子と出会った時、「私よりも不幸な人、私よりも偉大な人」と絶賛。中村女史の言葉が深い。 「人の命とはつくづく不思議なもの。確かなことは、自分で生きているのではない。生かされているのだということです。 どんな所にも必ず生かされていく道がある。即ち人生に絶望なし。いかなる人生にも絶望はないのだ」(p220)

EmYcY

今、この時代を生きる日本人として知っておくべき、語り継ぐべき事

といった事をはじめさまざま、本書では日本人の我々が知らない事について書かれており、 なぜか普段に口にしづらくなってしまっている、日本人である事を誇りに思える史実、事実、事柄が、数多く綴られています。 日本人である事に自信、誇りを持てない類いの情報は意図せずとも耳や視界に入ってくる環境ですが、 本書で紹介されている事も事実として存在していたわけで、こういった事が広く日本の間で共有され、語り継がれて行く事も、この時代に生かされている我々、日本人として担っている役割なのではないかと考えさせられました。

Cole-copy

アジアで感謝されている日本を学ぶ:『日本はなぜアジアの国々から愛されるのか』読み始め

先日、参加した「日本塾」塾長の池間哲郎さんの『日本はなぜアジアの国々から愛されるのか』を読み始め。

>>「日本を愛し、日本人の誇りを持つ」を訴える「日本塾」の初回講義へ行って来た <<

 アジアに根付く日本に感謝する人々

だいたい本の半分くらいのところまで一気にきましたが、アジア諸国で池間さんが援助を行なう中で

日本人がアジア諸国で行なってきた感謝されている事が綴られており、例えば親日国の中でミャンマーが取り上げられており、その項目の結びで

” これほどまでに日本を尊敬する人々がいる。わが身を律せねばと改めて心に誓う。アジアの人々から嫌われているという自虐史観は、もうやめよう。日本人として誇りを持って生きていこう!” (p81)

この事が、池間さんのご経験に基づいた主張で、本書での最も言いたい事であろうと思います。

二国間の友情が築いた橋

なぜ、尊敬を勝ち得るまでに至ったかというと、例えばパラオでは

1977年に他国の建設会社が日本のゼネコンの半額で橋を架ける工事を落札。しかし、竣工直後から中央部が凹むなど、崩落の可能性が高かった。

1996年には、橋はまっ二つに折れて崩壊。空港へ向かう唯一の道路であり、橋に電気、水道、電話などのライフラインも設置埋設されていたため、崩壊とともにすべてが切断されてしまった。

町の機能は完全に麻痺し、当時の大統領は国家非常事態宣言を発令。「暗黒の9月事件」と言われるほど、深刻な状態に陥った。

補償をを求めようにも、工事を請け負った企業は既に解散しており、当該国の政府も「関係ない」と突き放され、パラオで再建築費用が捻出出来ない状況下に手を差し伸べたのが日本。

1997年に無償援助で工事を請け負い、2002年に「日本パラオ友好の橋」と命名された橋が完成。

” パラオの人々は、「日本に助けられた。日本に感謝している。」と口々に言う。” (p74-76)

img_7

といった状況にあるそうで、実際、

” 「国連加盟国」として、いつも日本に味方してくれる。国連議決などでは常に日本を応援し、「貴重な一票」を投じてくれる。” (p58)

具体的な行動を示してくれるまでの間柄となっているとの事。

アジアの期待を背負う日本

スリランカでは、イギリスの植民地支配で苦しみ喘ぐ人々を救い、仏教の復興を成し遂げた偉人のアナガリーカ・ダルマパーラが、

生涯、日本に対して尊敬と信頼、期待の念を持っていたそうで、それは・・

Anakarika_Dharmapala
Anagarika Dharmapala

” 日本は世界で唯一、欧米キリスト教白人列強に対し、毅然と対峙する有色人種であり、アジアの仏教国だったから ” (p50)

日本人としての挟持を正してくれる真実

アジア諸国に旅行で出掛ける日本人旅行者は珍しくないと思いますが、池間さんのように生活シーンに溶け込んで

現地の人々のナマの声を吸い上げる経験をしている方々はごく少数と思います。

残念ながら、本著にも書かれてある通り、一部近隣諸国との関係は悪い、若しくは悪化しているのだと思いますが、

そういった状況が全てではなく、多くの国は日本に対して謝意であったり、期待の念を抱いている事も事実である事が

池間さんの声や著作を通じて知る事となり、徐々に自分の中で日本人としての感覚が書き変えられているかの、このところの近況です。

 

「日本を愛し、日本人の誇りを持つ」を訴える「日本塾」の初回講義へ行って来た

先日、ウェビナーを受講して興味を持った「日本を愛し、日本人の誇りを持つ」とのコンセプトを持つ「日本塾」の初回講義があったので行ってきました。

IMG_5813
池間哲郎さんの新刊『日本はなぜアジアの国々から愛されるのか』

空模様の方は選りに選って、この日にという感じでしたが(苦笑)・・幸いは被害なく、無事開催。

IMG_5807
交通機関の乱れに影響されず、余裕を持って会場入り

もっとも母数100のうち参加が50名程度であったため、台風の影響はありましたね。

なお、タイトルから感じられたであろう思想色は、本塾には存在せず、塾の開催主旨は池間さんが学ばれた日本史とアジア支援を通じて経験がシェアされるものです。

この手のトピックでありがちな、右、左といった枠組みも一旦、取っ払われてお読み頂く事を希望します。

「思い」が人を動かす

塾長を務められる池間哲郎さんは、沖縄県生まれで、本業は映像制作会社を運営される傍ら

ライフワークとして2つのNPO法人(アジアチャイルドサポート、アジア支援機構)を運営し、アジア各国で学校を作るなどの運動を主導され、

関わられた実績は金額ベースで10億円は優に越えられている模様(正確な数値把握しておらず)。

設立当初から10年程は1人で切り盛りされていたそうですが、マスコミに嗅ぎ付けられる事になり

規模を大きくなる事に。もっとも1人でやっている分には効いた自由が、団体となると事務所経費だけでも月額60万円かかるなど

ご苦労が多かったようで、継続する事が容易でない時期もあったようですが、ご経験から何より

「やり始めた事は、続けた方が良い」

との人生訓を身につけられ、その心は

「人間は思い」

との事。人脈やお金でないところ、何もないからやりたい事が出来る、という側面も実感されたようです。

日本塾1
講義終了時の運営のリアルインサイト鳥内社長と池間さん

で、講座の方は、今回「500年間に渡る白人植民地時代」と題され、世界各国で行なわれた歴史経緯(先住民対白人等の構図)について説明があり、その一連の流れに歯止めを掛けたのが、日本であったと。

大東亜戦争突入の経緯が次々回の講義となるため全体像を掴めていませんが、日本がたくさんアジアで非難、謝罪の対象となるべき事を行なってきたとの歴史報道が大勢と感じていますが

池間さんがアジア各国の支援を通じて実感された事の中に、アジア諸国でパラオをはじめラオス、スリランカなど、日本に感謝の念を抱いている親日国は少なからず存在している。

但し、それらが報じられない事もあり、多くの日本人が、その事を知らないのが現状だと。

パラオ国旗に込められた思い

因みに下記がパラオ国旗。

nf_pw

青色は海原、黄色は月を意味するそうですが

図柄は日本に対する感謝の念からだそうで、月を中心にすると日本と似過ぎてしまい失礼に当たるとの事から、やや左側にずらしたという経緯。

海外で感じる日本

池間さんがアジア諸国を訪れる中で、日本人だと気付かれると感謝される事が多いのが実情。

方や池間さんが典型的でない日本人の風貌から、日本人である事を隠して、日本についての意見を求める事もあるようで、その際でも同様の状況となる事が多いそうです。

報道を通じて知る事実が、真逆の事が多い状況を考慮すると、先日のウェビナーの受講以来、「分かっていない(知らない)事が多いな」と。

それと、自分の生まれた国についてよく学んで、誇りを持つ生き方に意義を見出したのが受講のキッカケでしたが、

2時間の講義の後、開催された懇親会では、

日本塾懇親会2
池間さんを囲んで。こういった場に集まってくる人は熱い思いを滾らせている

そういった思いを持った人が集まって来て、普段しないような話題が飛び交って、池間さんを交え、表に出ない話しなどを聞けて如何に自分の思考が受動的な状態で凝り固まっていた事を思い知らされました。

目の前に鎮座された池間さんにシャープな質問をするに至らず、今回はちょっとアウェーな感じで第1R終了、、

各自で確立しよう「自分の歴史観」

池間さんご自身、講座の最後で「池間哲郎を疑え」と締め括られており、自分なりの歴史観を持つ事が大事だと。

調べて勉強しないと自分がそうであったように、頭の中で報道で言われている事が、既成事実化されていってしまうわけですが

懇親会の際でシェアされた感想で印象的であったのが一つ。

「今回の池間さんの話しを聞いて、体が楽になったと。」

これには共感された方が多く、これは自分の先祖たちの誇らしい行動、実績を知るに居たり、日本人である事の誇りを共有出来た瞬間であったんだろうと。

歴史は勉強すればするほど、立場による認識の相違も著しく、簡単ではないと思いますが、自分が日本人である事をどう考えて、どう人に説明出来るか、一人一人の答えがあって然るべきと思います。

Editor’s Note

今回の記事は、やはり書ける事と書けない(書きづらい)事があって、歴史問題の難しさを感じましたが

自分で調べたり、色んな人の話しを聞いたり。少なくとも、自分の母国について誇り(考え)を持つ(高められれば)、

昨日とは違う明日が過ごせる実感は得られましたので、何らか自分なりの歴史観作りを始められる事、この点はしっかりとメッセージとして伝えられる事です。

IMG_5815
池間哲郎さん直筆

 

「永遠のゼロ」でウルルン、堪能しました

zero-0113wp

口コミで感付いた「永遠のゼロ」

今年最初の映画館鑑賞作は、「永遠のゼロ」。ゼロの意味を把握したのは、ほんの数日前でしたが、てっきりミステリーの類であろうと勘違いしていたのと、

Facebookで上がってくるコメントが、ことごとく内容を絶賛するもので、乗り遅れ感のような感覚もあり、「さて、どうしようかな」と。

決め手?は、普段、行っている映画館のポイントの無料鑑賞の有効期限が来月に迫っていて、その前に一度、何か観ておかないと積み重ねたものが水泡に帰してしまう、といった状況から(笑)

 

いざ鑑賞 のそれまで

通常、映画を観る際は金券屋で前売り券(運が良ければ額面割れ)を購入していますが、今回は人気の高さから難航。何とかプレイガイドで抑えられましたが(正規価格の-500円)

前売り券片手に映画館へ移動すれば、翌日分ながら良席はかなり抑えられているという人気ぶり。人気(評判)が高いと、期待値も高まって、失望につながりやすい傾向はありますが

本編が始まって程なく数多の映画を上回る完成度を実感出来ました。(下記、ほんのりネタバレ有り)

 

生き様、かくありたし

戦争映画に分類されるのだと思いますが、主張が明確で、観る者の共感を得やすい内容で、この世に生を受けた者としては尊い事でした。

いつの時代でも正しい事を言う事は容易ならざると思いますが、特に戦時中は部外者が受け容れられない土壌が確立されていた事は想像に難くないところです。

映画の評判は、主人公のひた向きな生き様が胸を打つわけですが、戦闘シーンをはじめ全てにおいて臨場感があり、まず原作が人気の源泉となったようですが、

映像化で、その世界観が上手く表現されたのではないかと思います。

 

正攻法の金字塔といえば・・

映画の表現手法自体は、実直なまでに正攻法でしたが、個人的には西部劇の「シェーン」を思い出しました。

「こんな生き方してみたいな」といった生き様を見せ付けられると、目の当たりにした方は否が応でも元気にさせられますね。これがあるから、映画館に足を運びたくなるのだといっても良いような。

いい映画でした。