脳科学者 中野信子さんの『ペルソナ 脳に潜む闇』を読了。
先月(2022年6月)↓
中野信子さん登壇イベント前「あわよくばサイン頂けたらいいなぁ」との思いから購入していた著書。
遡られていく自伝
帯に「脳科学者 初の自伝」とあり、今まであればご専門の脳に関する学びを分かりやすくといった購入目的でしたが、
本書は脳ではなく中野信子さんご自身に焦点があてられた内容で、冒頭の「はじめに わたしは存在しない」から
” モザイクのように出来上がっている中野信子の姿を、何がしたいのかよくわからない、といってお叱りいただくこともある。が、そういうその人こそ、何がしたいのかよくわからない。”(p3)
に、
” わたしのペルソナ(他者に対峙する時に現れる自己の外的側面)は、わたしがそう演じている役である、といった言い過ぎだと感じられるだろうか? あなたが、わたしだと思っているものは、わたしではない。一時的に、そういう側面を見て取ってもらっているだけのことである。”(p9)
と(読者を)突き放し気味の文が続き、TV等で何となしに抱いていた物腰の柔らかさといった先入観を覆されるかの展開。
構成も
続きを読む 中野信子さんの自伝で辿られた思考の遍歴から伝わった自分自身である覚悟:『ペルソナ 脳に潜む闇』読了 →
先日、中間記⬇︎
をアップロードした、ゲームAI開発者 三宅陽一郎さんの『人工知能が「生命」になるとき』を読了。
人工知能協調社会、そして日本の道筋
その(中間記)後、読み進めた
第五章 人工知能が人間を理解する
第六章 人工知能とオートメーション
第七章 街、都市、スマートシティ
第八章 人工知能にとっての言葉
第九章 社会の骨格としてのマルチエージェント
第十章 人と人工知能の未来 ー 人間拡張と人工知能
の計六章(別途、おわりに etc)、本の中間部、章によって理解度が低下したりした面は否めずも、
続きを読む 三宅陽一郎さんに学ぶ、日本の人工知能の発展と受容:『人工知能が「生命」になるとき』読了 →
ゲーム AI 開発者 三宅陽一郎さんの『人工知能が「生命」になるとき』を読みはじめ
第零章 人工知能をめぐる夢
第一章 西洋的な人工知能の構築と東洋的な人工知性の持つ混沌
第二章 キャラクターに命を吹き込むもの
第三章 オープンワールドと汎用人工知能
第四章 キャラクターAIに認識と感情を与えるには
第五章 人工知能が人間を理解する
第六章 人工知能とオートメーション
第七章 街、都市、スマートシティ
第八章 人工知能にとっての言葉
第九章 社会の骨格としてのマルチエージェント
第十章 人と人工知能の未来 ー 人間拡張と人工知能
と章立て(別途、はじめに etc)されているうち、第四章まで読み終えたので、そこまでのおさらい。
脳、近未来に関する本をたまに読みたくなるのと、サイン本販売現場に直面し、
興味を刺激され、手を伸ばしていた経緯。
人工知能をめぐる違和感の正体
本編に入る前の「はじめに」で、
続きを読む 三宅陽一郎さんに学ぶ、日本の人工知能の発展と受容:『人工知能が「生命」になるとき』中間記 →
脳科学者 茂木健一郎さんの『記憶の森を育てる 意識と人工知能』を読了。
「何かあるかな〜」と、サイン本コーナーを物色していた際に見つけた一冊で、
茂木健一郎さんのお名前は長く頭に入っていたものの、著書を手に取ったことはなく「良い機会かな」と感じて購入。
第一部 記憶と意識
第二部 場所と記憶
第三部 神と人工知能
という(大雑把な)章立てで、
もともとは季刊誌『kotoba』連載の「記憶の森を育てる」を土台にまとめられ大幅加筆され上梓に至ったもの。
人工知能、そして人間の知性
結びの「あとがき」まで全299ページ。「(文章は読みやすかったけれども)内容は難しかったなぁー」というのが、率直な感想。
本が出版されたのは2015年10月。
” 人工知能が急速に発達する時代だからこそ、逆に、人間の精神の本来的広さ、可能性が浮かび上がってくると言うこともできる “(p006)
と時代を捉え、人工知能に関する本書での結論的な捉えを後半から抜き出すと・・
続きを読む 茂木健一郎さんが思考を巡らす人工知能と人類が共存する近未来の姿:『記憶の森を育てる 意識と人工知能』読了 →
人工知能研究者 黒川伊保子さんの『妻のトリセツ』を読了。
先週参加した👇本書刊行記念の講演&サイン会で入手していたもの。
男性と女性とで脳の構造(回路?)が違うことは、Anthony Robbins:アンソニー・ロビンズの講演や本でも承知していたつもりも
いざ、そのことについて1冊まとめて読んでみると、「こうも違う(すれ違っている)のかぁー」と、
読みながら少なからず疲労感が蓄積されていくかの感覚を覚えましたが(苦笑)
それは例えば・・
続きを読む 黒川伊保子さんが教えてくれる、かくも違う男性脳と女性脳の違い:『妻のトリセツ』読了 →
人工知能研究者 黒川伊保子さんの
「『妻のトリセツ』 おだやかな愛を家庭に取り戻すには?」と題された講演&サイン会に参加。
(講演)タイトルにピ〜ン!ときたわけではなく ^^;A
おおよそ1年半に読んで☝️感銘を受けていた『英雄の書』の著者講演会ということがトリガーになって迎えた当日。
女性脳と男性脳では、かくも違う・・
久々、本降りの雨降る中、ワクワクしながら会場の八重洲ブックセンターへ。
開場時間に10分ほど遅れての到着も、最前列中央部に1つだけ空きを見つけ、
腰を下ろし、しばし開演待ち。やがて定刻を迎え、黒川伊保子さんご登壇。
続きを読む 黒川伊保子さんに学ぶ女性脳と男性脳の驚くべき違い:『妻のトリセツ』 おだやかな愛を家庭に取り戻すには?講演&サイン会 参加記 →
養老孟司先生と云えば、↓
を上げる人は多いでしょうと、先月に参加した講演会が印象的で、
ちょっと著作に触れてみようということで、『京都の壁』に続いては
「代表作の『バカの壁』でしょう」と。
移動時間も長めにあった関係で、読み始めから読了に至るまで1.5日といったスピードで、興味深い記述が点在していました。
一世を風靡した「バカの壁」とは・・
結論的なところは・・
続きを読む 養老孟司先生に学ぶ、正解なき時代を生きるヒント:『バカの壁』読了 →
前回↓のつづきで、脳科学者中野信子さんの
『世界で活躍する脳科学者が教える!世界で通用する人がいつもやっていること』に
書かれてあったことで、印象的であった箇所を抜粋。
続きを読む 中野信子さんに学ぶ、簡単なコツやテクニックで習得できる脳のメカニズムにかなった生き方:『世界で活躍する脳科学者が教える!世界で通用する人がいつもやっていること』読了 ② →
「冒険」に出たものだけが、大きな果実を手にすることができる