ここ数年で、街中から消え去りつつあるものの中に本屋さん、書店があると思いますが、
年末年始でオフィス街で相次いで(書店の)閉店を目の当たりにして、
「こういった立地でも、もう(書店は)成り立たなくなっているのかぁ」と、今一度軽い衝撃を。
ここ数年で、街中から消え去りつつあるものの中に本屋さん、書店があると思いますが、
年末年始でオフィス街で相次いで(書店の)閉店を目の当たりにして、
「こういった立地でも、もう(書店は)成り立たなくなっているのかぁ」と、今一度軽い衝撃を。
『藤原和博の必ず食える1%の人になる方法』を読了。
古本屋で「何か、ないかなぁー?」状態で、手が伸びた一冊。10月から教育改革実践家の藤原和博さんの著作に触れた機会が2回。
3冊目を通じて、藤原和博さんのメッセージに対する理解を深化、統合するに良い機会であるなと、購入。
続きを読む 藤原和博さんに学ぶ、「好き」を極めて上位1%の人になるための条件:『藤原和博の必ず食える1%の人になる方法』読了
教育改革実践家の肩書きで講演等でご活躍中の藤原和博さんの最新刊『藤原先生、これからの働き方について教えてください。』を読了。
年末までに本編(〜LECTURE 4-7)を読み終えていて、新年一般参賀で皇居へ向かう電車内で「あとがき(LAST LECTURE)」の読了に至ったもの。
本については12月に参加した藤原和博さんの講演会の中で
続きを読む 藤原和博さんに学ぶ希少性の作り方:『藤原先生、これからの働き方について教えてください。100万人に1人の存在になる21世紀の働き方』読了記
昨年5月、「何となく」と興味本位で参加した成毛眞さんの「面白い書評講座」の参加記を、アップロードしたところ・・
内容に関して一本のメッセージを頂き、そこに端を発したご縁から、藤原和博さんが登壇される「KURI BOOKS 横浜読書会」に参加してきました。
続きを読む 藤原和博さんに学ぶ、時代を生き抜く10,000人に1人のレアな存在になる方法:KURI BOOKS 横浜読書会、参加記
藤原和博さんの新刊『本を読む人だけが手にするもの』を読了.-
先日参加した講演会の対象書籍で、講演会後から程なく読み始めていました。
講演会の要旨は、
今後の人生を豊かにするのは「人との出会いや旅、遊び、仕事」(写真:右上)を如何に充実させられるか。
また、一人であらゆる経験を行うのは時間的、物理的制約もあり、それを補うものとして「読書とネット体験」(写真:左上)が有用となる。
本の中でも、下記のように説明されています。
” さまざまな事象を自分自身ですべて体験できれば面白い人生となるだろう。
しかし、大事なことなので何度も言うが、一人の人間に与えられた時間は限られている。
その限られた時間のなかで、自分以外の人生も疑似体験できるのが読書である。”(p151)
その効果を発揮する上で、読書が効果的なのは
” 本の著者は、滅多にできない経験をしたり、深く研究したり、テーマをずっと追いかけたりして、その道のエキスパートになった人である。
そのエキスパートが考え抜いて表現した1冊の本は、著者の脳のかけらにアクセスするための端末だ。”(p168)
ということによる。しかもそれが
” だいたい1,000円〜3,000円の間で手に入れることができる。たとえば、200ページ前後に詰まった膨大な知識の塊がたった1,500円で手に入ると考えれば、その投資効率は非常に高い。”(p170)
と、その分野で卓越した能力をもつ人たちの断片、経験の共有が極めて廉価な水準で手に入るメリットが解かれています。
教育改革実業家 藤原和博さんの『本を読む人だけが手にするもの』の刊行記念講演会に参加。
藤原さんと言えば、昨年9月から今年3月まで経営コンサルタントの神田昌典さんが世話役を務められたビジネスプロトタイピング講座の初回講義に登壇され、
その時のインパクトの余韻と、当日まっすぐ家に帰るテンションになかった事から、空きに乗じて急遽参加を決めた次第。
講演内容は、1時間強という時間の関係から昨年の圧縮版といった感じで、約1年ぶりで藤原さんの熱と時代を捉えた指摘を復習出来る格好の機会となりました。
続きを読む 藤原和博さんに学んだ、正解がない時代に生きるものの心得:『本を読む人だけが手にするもの』刊行記念講演会参加記
神田昌典さんが、最初で最後、起業家育成を手掛けるプログラムの「ビジネスプロトタイピング講座」に先ほどまで参加してきました。
>> 神田昌典さんが最初で最後、直接起業家育成をプロデュースする「ビジネスプロトタイピング講座」に、合格! <<
初回は、藤原和博さんの『情報編集力』と題された講義。藤原さんのお名前を見て、反応出来る人は少ないかもしれません。
世間的には、民間人として初めて公立学校(杉並区立和田中学校)の校長を勤められた方として、お馴染みであるものと。
神田さんが講座を企画したのは、起業家向けの講座をやりたいと長く思われていた事と、
30〜40億人が中間層に入る人口構成の変化、スマートフォンの世界契約数が70億超となっている点から起業家教育をやらない事にはどうにもならない時代の要請に応えての事。
会場に集ったのは24名でしたが、Ustreamで無料配信された視聴数は2,000人規模にも達したそうな。
で、約2時間に及んだ藤原さんの講義の要旨は、教育の場に携われてきたご経験から
日本の教育で教え込まれる正解主義に問題の根幹が有り、1997年の日本の高度経済成長の終焉に伴い
「みんな一緒の社会」から「それぞれ一人一人の社会」への変化が起こった点を指摘。
例えば電話を例にすると、かつては家の電話を家族で共有していたが、今の時代は一人1台(以上)携帯電話を持つ事になった。
結婚式の引き出物を例にすると、皆、同じ物を持ち帰っていた時代から、各自、カタログから欲しい物を選ぶ時代に変わった。
仕事の現場では共同幻想が崩れ、マネジメントが難しくなり、各人にとっては自分自身の幸福論を持てないと、幸せになれない時代となった。
従来は、正解をいち早く言い当てる能力が評価されたが、今の時代は、自分が納得し、かつ関わる人を納得させる能力が求められ、人の知恵、知識をつなげられる力が重要となっている。
つなげる力が、情報編集力に結び付いてくるわけですが、この能力は遊んでいないと鍛えられない。
自分の考えを他人の考えに触れさせて修正していくアプローチとなり、その幅が広ければ広いほどアイディアが涌いてくるようになる。
まずは、(多くの人は)自分自身が正解主義の思考にはめられている事に気付くところから始まる。常識、前例を疑う事。
情報編集力とは相手とつながる力に作用し、自分のプレゼンテーション術もある。
まず、最初の段階で、敵と判断されない事に目標を置き、相手の頭の中にあるイメージを使って、つながっていく。
出逢いの場では、自分の顔であったり、名前を用いる事が効果的。
人々は出逢いの場でもエンターテイメントを求めているとして、つかみとして、キャッチフレーズが効いてくる。
起承転結でいう「転」の部分を最初に持ってくるイメージで、よくある情景で会った時点で名刺交換から始まるが
本来はお互いの痕跡をしっかりとした形で相手に残し、最後に連絡を取り合う手段として、本来は用いられるべき。
会社のブランド力に頼っていると、いつまでたっても個人の力が磨かれなくなってしまう。
自己紹介ではなく、相手の頭の中に、どんな映像を写したいか。相手の頭の中を編集するプレゼンテーションが望まれる。
相手と同じドメインがあると仕事をしやすくなり、特にマイナスモードで繋がった場合は力が強くなる。
また、「(お金を)稼ぐ力」についても言及が有り、大抵の場合、1つの事に10,000時間を投入すれば、100人に1人の人材になれる。
更に近い分野で10,000時間を投入すれば10,000人に1人の人材になれ、社会で「稀少性」を帯びた人材となる。
この「稀少性」がポイントで、上述の「それぞれ一人一人の社会」、他の人たちと違うことをやっていても、その孤独さに耐える事が、自分自身の「稀少性」を育てる事につながってくる。
「稀少性」が備わると、信頼 x 共感 = 信任(クレジット) の数式から仕事を任せられるようになる。
最後は、自分の人生を曲線に振り返り、谷の部分をグループの中で共有。
苦しい時を如何に面白おかしく、人に語れるかが、その人の資産となり、後のその人の人生を輝かせる事につながる。
谷が浅いと感じた人は、どんな山にも裾野があるように、どのような経験も後に効いてくるので、深さを求めるくらいで良い。
講演の解釈は、このような感触。その後、ケータリングが用意され、「聞いてないよ(古っ)」といった感じで・・
藤原さん、神田さんを含め30数名の方の前で、自己紹介の場が設定されるなど、冷や汗の展開もありましたが(笑)
藤原さんの熱の入った講義に、神田さんのクールに未来を見据えた語りに
自分の懐具合も大事ですが、目先の事に目標を置くのではなく、「世の中を良くしていくために自分に何が出来るか」といった大局的な視野を持つべきとの学びを得られた初回でありました。