「長州力」カテゴリーアーカイブ

藤波辰爾選手と長州力さんが、あの頃を軽妙に振り返った奇跡の一夜:”激闘”フルスイングトーク イヤーエンド in 東洋館! 藤波辰爾 vs 長州力 参加記

藤波辰爾選手と長州力さんのお二人によると「あったような、なかったような」という

会場はフランス座として名前は知っていて中に初めて入った東洋館

お二人によるトークイベント“激闘” フルスイングトーク イヤーエンドin 東洋館 藤波辰爾 vs 長州力に参加。

夏に本イベント開催を知り、チケットを入手してから待つこと3ヶ月余り、

「いよいよかぁー」といった感じで迎えた13日の金曜日。

珍しくPOWEL HALLを(長めに)聞かせて入場の長州r力さん

現役時代からリスペクト通い合う二人

トーク内容については書いてくれるなとのお達しから

続いて入場の藤波辰爾選手は長州力さんに歩み寄り握手

撮影会を含め約90分参加しての感想ということにしたく思いますが、

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長州力選手の現役最後の姿を見届けてきた:POWER HALL 2019 〜 New Journey Begins 〜 観戦記

今月(2019年6月)は、楽しみな予定が多かったひと月でしたが、

南側の指定席からの眺め@格闘技の聖地と言われるだけの流石の臨場感

その中で最も待ち遠しくしていた POWEL HALL 2019 〜 New Journey Begins 〜 こと長州力選手引退試合へ。

エレベーターホールに飾られた花(の一部)

開場時間丁度に会場の後楽園ホール前に到着すれば、長蛇の列。

チケットは早々に売切れ。映画館27館でライブ・ビューイングが開催されるほどの一大イベント。

「やっぱり、みんな、そうだよなぁー」と熱気を感じながら

UWF系列にK-1をはじめとして格闘技観戦は数十回レベルで経験があるものの念願の初の後楽園ホール入り。

入口脇に展開されている各団体の物販スペースのごった返しぶりに更に熱気を高められ、

ごった返すエントランスホール?(≒グッズ売場)

そんな中、予期せぬ流れから開演前にメインイベンターにして長州力選手の永遠のライバル藤波辰爾選手と記念撮影。

試合前に藤波辰爾選手とパシャり一葉。

早くも訪れた今日のハイライトの一つでした ^^

気づいていなかった「初」

感激は一旦小休止させ、しばしメインイベントまでの試合観戦。

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長州力選手と因縁の19人が赤裸々に語った等身大の長州力:『証言 長州力「革命戦士」の虚と実』読了

引退試合を(2019年)6月26日に引退試合を控える長州力選手について(帯によると)因縁を持つ19人が

ざっくばらんに語った『証言 長州力「革命戦士」の虚と実』を読了。

プロレス界を包み込んだ存在感

本書で証言しているのは

前田日明さん、藤原喜明選手、大仁田厚選手、ミスター高橋さん、ターザン山本さん、田中ケロさんと選手/元選手に限らずさまざま。

目次2/7(19名中6名)

279ページ+詳細 長州力完全年表と分厚い一冊ながら、

書かれてある大概のことに興味あり、さくさくっと読み進めていき読了に至りました。

トップバッターを飾る前田日明さんから

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長州力選手主催の飲み会で最高の時間を過ごしてきた

(2019年)6月26日に控えた長州力選手が、「現役選手として最初で最後」と謳われたファンとの飲み会イベントに参加。

プロレスラーが、現役中に引退後にファン向けにイベント開催することは珍しくなく、むしろ積極的な印象ですが、

それがこと長州力選手となると、近しい方々のお話しも踏まえかなりレアとみられ、

出典:スポーツ報知(画像は記事にリンク)

イベント告知後、早々にスポーツ新聞でも報じられたり。

会場に着いて知ったことですが、申込み時刻に合わせて参加表明が殺到したそうで、

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水道橋博士が切り込んだ長州力、そしてプロレス重大事件の深層:『長州力 最後の告白』読了

先週末、中間記↓をアップロードしていた

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水道橋博士の『長州力  最後の告白』を読了.-

約280ページに及ぶ厚さと読了後の数々の付箋と・・

本を読み始める前は、本の厚みに相応の労力を覚悟していたものの、

書かれてあることへの興味と、文字も比較的大きめに書かれていたこともあり、ペース良く読了に至りました。

格闘技ブームの陰と光

本の後半(第5章〜)に書かれてあったことは、一旦、長州力さんがリングシューズを脱ぐ決意をし、現役生活にピリオドを打った背景であったり、

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水道橋博士が切り込んだ長州力、そしてプロレス重大事件の深層:『長州力 最後の告白』中間記

水道橋博士の『長州力の最後の告白』を読み始めて

全6章(別途 長州力x水道橋博士 対談等)あるうちの第4章まで読み終えたので、そこまでのおさらい。

田崎健太さんの渾身作『真説・長州力』があって

<< 2018年5月12日投稿:画像は記事にリンク >> 田崎健太さんが迫った長州力の生きざま:『真説・長州力 1951-2015』読了

「また、長州?」と私自身含め多くの人が思いがちなところ、それは著者の水道橋博士も当初同様で、

本の冒頭に

” 「博士、宝島社から長州力のインタビュー本をつくりませんか?というオファーをいただきました」

今年の春先、マネージャーの「F」がボクに告げた。まず、「なぜ?」と腑に落ちなかった。

なぜなら、長州力の本格的評伝はは『真説・長州力』がすでに3年前に出版されている。

この評伝、ノンフィクション作品に対するボクの評価は著しく高い。”(p2)

とあり、実はオファーの発端は(下掲の対談/動画がトリガーとなっての)長州力さんからのご指名で、企画骨子が

” ボクが一観客として長州になにを聞きたいのか、年表をもとに構成、編集者に語り、それを踏まえて長州力に断片的に聞いて行った。本書は、その証言録だ。”(p8)

となり、発刊に至った一冊。

週プレ大学「長州力 x 高田延彦  今こそプロレスのSOUL(魂)を熱く語れ!!」

水道橋博士の視点、切り込む深層

興味深かったのは

” 当時はいまのように、脇役を評価するような風潮が一般にはない時代で、聴衆は、鳴り物入りなんだけど、足踏みを繰り返す、うだつが上がらないレスラーの象徴のようだった。”(p17)

という「噛ませ犬」発言前の長州力評に「そういえば、そうだった」と私自身がプロレスに出会った頃の感覚を引っ張り出されたり、

長州力さんが

” 僕やアキラ、高田なんかが新日本を飛び出したっていうのは、結局は会長が「インパクトの粉」を振った結果なんですよ。

そのインパクトの粉というのは、誰にも振られるわけではないし、振られたところでどうするのかは、その選手次第。”(p47)

と発言したことに対し、水道橋博士が、

” 「インパクトの粉」という独自の表現が飛び出したのには痺れた。

余談になるけど、ボクは前田日明の「カッコウの巣」理論を思い出した。前田が猪木のことを、カッコウにたとえて、このように語った。

「猪木さんの毒なしで生きられなくなってしまったレスラーは多い。猪木さんの毒に対する抵抗力の強い人間には、カッコウの巣を産みつける。

カッコウは、モズやホオジロなどのほかの鳥の巣に卵を産む。そして、卵がかえると、カッコウのヒナは、自分の周りの卵をすべて巣の外に落としてしまう。

とんでもない習慣を持った鳥だよね。猪木さんは、カッコウと同じように他人の人格のなかに猪木イズムを産みつける。

成長しながら、その人間個性や感覚を消していくんだ。つまり猪木イズムがカッコウのヒナなんだよ」”(p48)

という件(くだり)に・・

交差する水道橋博士と長州力さんのアングル

水道橋博士が紐解くプロレス史に、動乱の新日本プロレスを支えた長州力さんの証言が加わり、本書の性格(存在感)を特長づけているように感じています。

後半は

 第5章 長州力引退と「大仁田劇場」の結末

 第6章 格闘技と「新日本暗黒時代」の長州力

 特別収録 長州力 x 水道橋博士 対談「プロレス芸人論」

 詳細 長州力完全年表

 おわりに 水道橋博士

という構成。

私自身の記憶、解釈があやふやになっている時期への言及で、読んで初めて知ることも少なくなかろうと(楽しみです)、

読了時に改めて、引っ張り出された感情に感覚をまとめたいと思います。

田崎健太さんが迫った長州力の生きざま:『真説・長州力 1951-2015』読了

先日、中間記↓をアップロードした

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『真説・長州力  1951-2015』を読了。

485ページ全編に渡って、長州力さんが辿った軌跡が描かれているわけではなく、

そこには昭和のプロレス史の歴史についても記されており、長州力さんの生きざまとともに読み応えを実感しました。

UWFインターナショナルへの怨讐

個人的には会場に足を運んでいた新日本プロレスとUWFインターナショナルの全面対抗戦について書かれた

「第十一章  消されたUWF」が特に興味深く、

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田崎健太さんが迫った長州力の生きざま:『真説・長州力 1951-2015』中間記

先週末から読み始めた『真説・長州力 1951-2015』、

3日目で200ページ(全15章中、第6章)まで読み終えたので、そこまでのおさらい。

” プロレスの世界には、大相撲から引き継がれた隠語が数多くある。

長州はしばしば「お米」という「金銭」を意味する言葉を使った。・・中略・・

長州にとってプロレスは、お米を稼ぐための「仕事」だった。

当初、「仕事」の話は早く終わらせようとした。一方、プロレスラーとなる前、彼に大学時代について話をするときはいつも愉しそうだった。”(p36)

と本書を書き上げるべく著者の田崎健太さんが、

長州力さんに断続的に取材を行い、得られた言葉をもとに485ページにわたる伝記。

背負った二つの名前

前半は生い立ちに関して綴られており、例えば韓国代表として出場したミュンヘンオリンピックに関して

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